「端末メーカ各社の海外動向−2009年度上期−」

【要約】
販売台数の下方修正を実施したシャープ
現在、シャープは中国市場の攻略に注力している。

2008年6月の再参入当初は高価格帯端末での展開であったが、現在では普及価格帯にまで裾野を広げつつある。

ただ、販売実績に関しては、期初計画の海外市場で400万台と見積もっていた販売台数が230万台程度になるとの下方修正もあった。

海外展開に苦労する国内メーカ各社
その他の国内メーカの海外展開については、京セラが中国の天津工場を閉鎖し、マレーシア工場1ヶ所に集約することで端末生産体制の再編を図っている。

一方、東芝では欧州市場でのスマート・フォンの投入に注力しており、この傾向は現在も続く。

また、カシオ計算機は米Verizon Wirelessへの端末投入にズレが生じてしまい、2009年度上期は業績が悪化している。

富士通は2009年1月に台湾市場へ参入を図ったものの台湾市場への出荷は微々たるものとみられる。

カシオ計算機の北米や韓国市場を手中に収めたNEC
日本電気(NEC)が2010年4月にカシオ計算機や日立製作所の端末事業を統合する。

これまでNECは中国などの海外市場に参入していたが、現在ではすべての海外市場から撤退している。

しかし、NECカシオ モバイルコミュニケーションズの設立により、カシオ計算機の北米や韓国市場を手中に収める。

【キーワード】
☆シャープは販売台数を下方修正!!
国内最大手のシャープでも海外市場向け販売台数を400万台から230万台程度へ下方修正している。

★端末生産体制を見直す京セラ!!
京セラが中国の天津工場を閉鎖し、マレーシア工場1ヶ所に集約し、端末生産体制の再編を図っている。

☆NECはカシオの北米や韓国市場を獲得!!
日本電気(NEC)が2010年4月にカシオ計算機や日立製作所の端末事業を統合することに伴い、カシオ計算機の北米や韓国市場を手中に収める。

正式版からの抜粋を含め、いろいろと本レポートをご紹介させていただきましたが、ご興味のある方はご購入いただければ幸いです。

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