「携帯電話事業者各社の設備投資動向と今後の展望2」

【要約】
国内事業者の1994年度以降の累積投資額は21兆円を突破
これまで国内事業者各社は携帯電話ネットワークの構築などに多額の設備投資を行っている。

特にNTTドコモは2000と2001年度に単独で1兆円を超える投資額を投下した実績もある。

国内最大手のNTTドコモは事業規模も大きく、国内の携帯電話市場を牽引してきた自負もあり、インフラ投資には他の追随を許さない。

一方、KDDI(au)やソフトバンクモバイルも過去に3,000億円超の投資を行っている。

KDDI(au)に限れば、現在は新800MHz帯向け投資が山場に差しかかり、投資額は4,000億円規模にまで拡大した。

国内事業者各社とも数千億円規模で済ませるLTE向け投資
今後の国内事業者各社における設備投資額の増額に関し、LTEやHSPA+方式の導入が期待される。

しかし、国内事業者各社は3.9Gが3Gの延長線上にあるため、一様に大幅な投資額の増加はないとしている。

そのためLTE向け投資は大幅な投資額の増加要因とはならないものの、今後も国内事業者4社による投資額合計は1兆3,000億円規模で推移していくものとみられる。

それに伴い、大幅な投資額の増加はシステムの変わる4G導入まで待つことになりそうだ。

【キーワード】
☆国内事業者の投資規模は年間1.3兆円!!
国内事業者は1994年度以降、年間平均で1兆3,000億円強の設備投資を行っている。

★NCCの高水準投資が続く!!
NTTドコモやイー・モバイルの投資規模縮小が進むものの、新800MHz帯向け投資が山場のKDDI(au)、「ソフトバンク電波改善宣言」を実施しているソフトバンクモバイルは高水準な投資が続く。

☆4G導入で大幅な投資増!!
LTE導入に投資増が期待されるものの、LTEは比較的安価に導入できる見込みで、大幅な投資増は4G導入まで先延ばしになる見通しだ。

正式版からの抜粋を含め、いろいろと本レポートをご紹介させていただきましたが、ご興味のある方はご購入いただければ幸いです。

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