「GPSケータイ市場の動向と今後の展望3」
【要約】
ナビゲーションや地図検索が主流の現在
総務省令(事業用電気通信設備規則)の改正により、2007年4月以降に市場投入される3G端末は原則として、GPS(Global Positioning System:全地球測位システム)モジュールを内蔵し、「110」「118」「119」番通報時に警察や海上保安本部、消防へ携帯電話端末の位置情報を通知することが義務化された。
ただ、現状ではセキュリティの目的で子供の位置情報を把握したり、知らない場所へ行った際のナビゲーションや地図を検索するなどのアプリケーションが主流といえる。
こうした中、KDDI(au)は2008年1月にナビタイムジャパンと阪急三番街実証実験の実証実験に参画したり、NTTドコモも同時期に位置情報を活用したターゲティング情報配信実験を開始するなど、新たな試みを展開している。
また、ソフトバンクモバイルも2007年11月に「SoftBank 3G」向け「基本オプションパック」に「紛失ケータイ捜索サービス」を追加した。
スタンプ・ラリーやタクシー配車、スポーツ支援などもGPS対応
ナビゲーションや地図検索が主流の現在であるが、日立製作所は2007年6月からGPS機能搭載端末を活用したスタンプ・ラリーの提供を開始している。
タクシー配車サービスでもトランが5月にGPS対応タクシー予約サイトを開設し、クァンタムネットワークスが6月にはGPS対応車両の状況/配車管理サービスを開始した。
また、auが2008年1月からスポーツ支援サービス「au Smart Sports Run&Walk」の提供を開始したが、すでにアディダスが2007年4月からGPS対応ランニング・プログラムの提供を開始している。
【キーワード】
☆現状はナビや地図検索アプリが主流!!
現状ではセキュリティの目的で子供の位置情報を把握したり、知らない場所へ行った際のナビゲーションや地図を検索するなどのアプリケーションが主流といえる。
★事業者は実証実験を実施中!!
KDDI(au)が2008年1月にナビタイムジャパンと阪急三番街実証実験の実証実験に参画したり、NTTドコモも同時期に位置情報を活用したターゲティング情報配信実験を開始している。
☆広がるGPS対応サービス!!
日立製作所が2007年6月からGPS機能搭載端末を活用したスタンプ・ラリーの提供を開始し、タクシー配車サービスでもGPSに対応する動きがみられる。
正式版からの抜粋を含め、いろいろと本レポートをご紹介させていただきましたが、ご興味のある方はご購入いただければ幸いです。
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