「携帯電話向け検索サービスの最新動向」
【要約】
auと米Googleの提携を皮切りに検索サービス競争が開始
KDDI(au)と米Googleが2006年5月に、日本で初めて米Googleの検索エンジンを採用し、モバイルとパソコン向けコンテンツを統合した検索サービスの提供に合意した。
それに伴い、7月から「EZweb」のトップ画面に「Google」の検索窓を設置している。
NTTドコモも7月に「iMenu」を対象としたキーワード検索機能の提供を開始すると発表し、すでに10月から合計13の検索サイトと連携した検索サービスを開始させた。
一方、ソフトバンクモバイルも10月に新ポータル・サイト「Yahoo!ケータイ」の提供を開始し、検索サービスには「Yahoo!検索」を採用している。
auとソフトバンクモバイルがそれぞれ米Googleとヤフーと密接な連携を図るのに対し、NTTドコモは2社を含む13社と連携することで対抗する構図だ。
パソコン向け検索と同様にヤフーやグーグルが人気
これまでの携帯電話向け検索サービスといえば、携帯電話事業者各社が提供するディレクトリ型の公式メニューを辿り、事業者が認定した公式サイトを閲覧する形式が主流であった。
しかし、昨今の公式サイトにおける検索サービスの導入に伴い、パソコンでのサイト閲覧と同様に検索窓へキーワードを入力し、公式/一般/パソコン向けサイトを問わずに最適なサイトを検索することも可能になっている。
そうした中、パソコン向け検索サービス大手のヤフーやグーグルが携帯電話向けでも利用頻度の高い検索サービスといえる。
【キーワード】
☆これまではディレクトリ検索で対応!!
従来は携帯電話サイト数の面から、ディレクトリ検索でも十分に対応できていた。
★公式サイトにキーワード検索を導入!!
公式/一般サイトも含めたサイト数の増加により、ディレクトリよりもキーワード検索の必要性が高まってきた。それに伴い、KDDI(au)とNTTドコモが2006年7月から公式サイトへキーワード検索を導入している。
☆検索結果と表示方法がカギ!!
液晶画面の小さな携帯電話端末であるが故に、精度の高い検索結果と閲覧しやすい表示方法がカギとなる。また、携帯電話向け検索サービスではパソコン向けほど詳細な検索結果は求められていないものとみられる。
正式版からの抜粋を含め、いろいろと本レポートをご紹介させていただきましたが、ご興味のある方はご購入いただければ幸いです。
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