「iDの現状と最新動向」
※共同企画:株式会社ナノプロ。
【要約】
当初はブランド・ホルダであったNTTドコモ
NTTドコモが2005年12月1日から、クレジット・カード会社各社に対して「iD」の提供を開始し、三井住友カードが同日から「三井住友カードiD」を開始した。
この段階では、NTTドコモはiDというブランド保有会社(ルール策定/プラットフォーム提供業務)に過ぎず、三井住友カードがiDブランドを採用したイシュア(カード発行/会員募集業務)とアクワイアラ(加盟店/募集/管理業務)になっている。
06年4月にイシュアとして参入したNTTドコモ
そして、NTTドコモが2006年4月28日に「DCMX mini」、5月26日には「DCMX」を開始して以来、それまでの役割に変化が起こった。
これまでブランド保有会社に過ぎなかったNTTドコモがイシュアとして、携帯電話向けクレジット決済サービス市場に新規参入を図ったのだ。
ただ、三井住友カードがイシュアとアクワイアラも兼ねるのに対し、NTTドコモはイシュアのみの展開で、アクワイアラには三井住友カードの力を借りている。
広がりをみせるiDプラットフォーム
その後、VISAジャパン協会が2006年3月13日にiDの利用拡大を狙い、VISAジャパン・グループ加盟のカード会社各社でイシュアとアクワイアラ業務を展開すると発表した。
さらにユーシーカードが10月20日からアクワイアラとして参画し、イオンクレジットサービスが11月1日から「イオンiD」を、クレディセゾンも11月20日から「みずほマイレージクラブカードiD」を開始している。
また、オリエントコーポレーションも11月にイシュア業務の展開を表明した。
【キーワード】
☆2005年12月からサービス開始!!
NTTドコモが2005年12月1日から「iD」の提供を開始したことに伴い、三井住友カードも同日から「三井住友カードiD」を開始した。
★iDユーザ数は約173万!!
2007年1月末における「iD」ユーザ数は約173万に達し、NTTドコモの「DCMX」のみでも150万を突破した。
☆数年後には2,000万強へ成長!!
NTTドコモが3〜5年で1,000万程度の「DCMX」「DCMX mini」ユーザ獲得を計画し、三井住友カードも2008年度中に1,000万の「三井住友カードiD」会員獲得を目指す。
正式版からの抜粋を含め、いろいろと本レポートをご紹介させていただきましたが、ご興味のある方はご購入いただければ幸いです。
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なお、目次/図表はPC版に掲載しています。
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