「着信メロディ市場の動向と今後の展望3」
【要約】
着うたフルにボーダフォンも参入
現在のところ、着信メロディ市場のサービス動向は着信メロディから、楽曲の一部を利用できる「着うた」や楽曲すべてを配信する「着うたフル」へ移行しつつある。
KDDIは2004年11月からEZ着うたフルを開始し、ボーダフォンも2005年8月に追従した。
一方、最大手のNTTドコモは着うた自体は提供しているものの、着うたフル市場へは参入せずに静観の構えをみせている。
公取委とCPとの着うた審判が進む
「着うた」「着うたフル」配信サービスが続々と開始される中、着うたを巡る独占禁止法違反審判事件も起こっている。
公正取引委員会の排除勧告に応じなかった大手コンテンツ・プロバイダ4社に対する第1回審判が2005年6月22日に公取委審判廷で開かれた。
しかし、ソニー・ミュージックエンタテインメントやユニバーサルミュージック、ビクターエンタテインメント、エイベックスネットワークの4社は答弁書を提出して争う姿勢だ。
着メロは安定、着うたが急成長
すでに1,000億円超の着信メロディ市場は2004年に前年比6.0%増となる1,167億円になった。
従来の2G向けコンテンツから3G向けへ移行しつつある中で健闘したといえる。
一方、「着うた」「着うたフル」市場は急成長して200億円規模に拡大した。
パケット定額制サービスや携帯電話端末の高機能化が後押しした格好だ。
ただ、コンテンツの主流が3G向けへ移行しているとはいえ、まだまだ着信メロディ市場の存在は大きい。
【キーワード】
☆着うたフルに背を向けるドコモ!!
※KDDIやボーダフォンが提供している「着うたフル」に、現在のところNTTドコモは静観の構えをみせている。
★着うた審判が進行中!!
※審判の結果により、さらに「着うた」「着うたフル」市場が活性化するかどうかに注目が集まる。
☆急成長の着うた系市場!!
※パケット定額制サービスや携帯電話端末の高機能化などにより、「着うた」系市場が急拡大している。
正式版からの抜粋を含め、いろいろと本レポートをご紹介させていただきましたが、ご興味のある方はご購入いただければ幸いです。
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