「携帯電話事業者各社の海外動向−2004年度上期−」

【要約】
iモード提携を積極展開するNTTドコモ
NTTドコモは2004年中に豪TelstraやCellcom Israel、英mmO2、露Mobile TeleSystemsと「iモード」に関するライセンス契約を締結した。

これら4社のうち、英mmO2を除く事業者各社は母国市場で第1位のシェアを獲得している。

これまでのiモード提携が必ずしも最大手事業者とは限らなかったことから、現在では海外市場におけるiモードの認識が高まっているものとみられる。

下期に期待のボーダフォン
ボーダフォンはNTTドコモの「FOMA N900iG」よりも先駆的に、海外市場でもパケット通信を利用できる「V801SA(三洋電機製)」を市場投入した。

さらに2004年4月にはW-CDMA/GSM方式デュアル・モード端末「V801SH(シャープ製)」も投入している。

ただ、下期に投入が開始された冬シリーズ7機種のうち、6機種はW-CDMA/GSM方式デュアル端末となっている。

それに伴い、海外でそのまま利用できるボーダフォン端末は合計8機種に達した。

【キーワード】
iモードを世界に広げるドコモ!!
2004年のみでも大手海外事業者4社と「iモード」に関する戦略的提携を行っている。

KDDIはGLOBAL PASSPORTを拡大!!
KDDIは「GLOBAL PASSPORT」の音声ローミング・サービス・エリアを拡大した。

下期に動き出すボーダフォン!!
上期に2機種目となるW-CDMA/GSM方式デュアル端末を投入したものの、本格化は2004年冬シリーズ以降だ。

【2.NTTドコモの動向】
海外版iモード・ユーザ数が2005年に1,000万
NTTドコモの海外版「iモード」ユーザ数が2004年6月に約300万を突破した。

さらにNTTドコモは2004年内に500万、2005年には1,000万を目指している。

iモードのライセンス契約を実施している海外事業者の携帯電話ユーザ数は7,000万とされ、そのうちの50%がiモードを利用した場合でも3,500万、世界では1億を超える潜在能力がある。

正式版からの抜粋を含め、いろいろと本レポートをご紹介させていただきましたが、ご興味のある方はご購入いただければ幸いです。

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