「北米における携帯電話市場動向-2004年上期-」

【要約】
再編劇開幕の兆し
現在、米国市場は携帯電話事業者各社の通話料値下げ競争の激化により、収益が圧迫されて共倒れの恐れが指摘されるなど業界再編の必要性が高まっている。

そうした中、米Cingular Wirelessによる米AT&T Wireless Servicesの買収が2004年2月に発表された。

一方、新生Cingular Wirelessの誕生により、米Verizon Wirelessは米国第2位の事業者へと成り下がる。

ただ、これまで最大手の米Verizon Wirelessが何の手立てもなく、首位の座を譲るとは考えられず、米Verizon Wirelessの今後の動向に注目が集まる。

【キーワード】
好調な米Verizonなど
2004年上期におけるユーザ増は米Verizonが290万、米T-Mobileは230万となった。

最大手の米Cingular
米Cingularが米AT&T Wirelessを買収したことで、一躍米国最大手へと変貌する。

3G化が進む米国市場
CDMA2000 1xEV-DOに、W-CDMA方式、2005年にはHSDPA方式も提供される見込みだ。

【10.その他の動向】
再編劇の火蓋が...
米Cingular Wirelessによる米AT&T Wireless Servicesの買収は、米国市場における再編劇の終わりではなく、はじまりとみられている。

すでに事業者各社による値引き競争の激化から、現在ではサービス・エリアが広大であるほど有利になる構図が一段と強まっている。

新生Cingular Wirelessの誕生により、全米をエリアとする大手事業者は6社から5社に減少し、さらに統合が進むことで将来的には3~4社になるものとみられている。

正式版からの抜粋を含め、いろいろと本レポートをご紹介させていただきましたが、ご興味のある方はご購入いただければ幸いです。

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なお、目次/図表はPC版に掲載しています。

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