「着メロ市場の動向と今後の展望」

【要約】
502iから登場
現在、国内市場には100社以上の着信メロディ配信プロバイダが存在しているとされる。

1999年から開始された着信メロディ配信サービス市場は、ここ数年で850億円という市場規模に成長した。

サービス登場のきっかけは着信メロディ入力本の大ヒットにあり、この成功をみたギガネットワークスが着信メロディの楽譜配信を開始した。

続いて、フェイスがロームやエクシングと共同で着信メロディ配信サービスを開始することになる。

海外は今後に期待
すでに国内市場には100社以上の着信メロディ配信プロバイダが存在しており、各社とも他社サービスとの差別を図るため躍起になっている。

ただ、国内における携帯電話市場は着信メロディの浸透も高く、市場の飽和感も強まっており、多彩なサービス会員獲得を狙う動きが目立つ。

一方、米国や欧州、アジア市場では今後の市場拡大に期待がかかる。

ただ、今のところ各社の海外市場における売上は小さく、数年後の売上拡大に向け、海外展開を本格化させる考えだ。

【キーワード】
☆入力→ダウンロード!!
着信メロディ入力本の空前のヒットから楽譜配信も開始され、有料化後も好調を記録し、その後ようやく着信メロディ配信サービスが開始されることになる。

★和音→着うた!!
携帯電話端末の和音数も強化され、現在では64和音にも対応している。

KDDIが2002年12月に開始した「着うた」も月間180万回のダウンロード数を記録した。

☆国内→海外へ!!
850億円市場にまで拡大した国内の着信メロディ配信サービスが次に向かうのは海外市場だ。

着信メロディ配信プロバイダも海外展開の強化を図っている。

【2.市場規模推移と予測(2002年〜2007年)】
着信メロディ配信サービスの市場規模については、第一興商や財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAj)、野村證券金融研究所、フェイスから推定数値が発表されている。

第一興商によれば、2002年度に着信メロディ配信サービス市場が形成され、今後はなだらかな成長を予測している。

表:着信メロディ配信サービスにおける市場規模の推移(単位:億円)
年度 2002→2007
市場  850→1,500
※エムレポート推定。

正式版からの抜粋を含め、いろいろと本レポートをご紹介させていただきましたが、ご興味のある方はご購入いただければ幸いです。

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