「北米における携帯電話市場動向-2003年上期-」

【要約】
CDMA陣営は高速化
GSM陣営は2G拡大

2003年上期における北米市場動向は、3Gサービスの高速化を進めるCDMA方式事業者と、事業者間ローミングが進むGSM方式事業者という傾向が目立った。

米Verizon Wirelessが2003年第3四半期初旬に、一部都市の法人ユーザ向けにCDMA2000 1xEV-DO方式を開始させる計画だ。

米Sprint PCSは主要な携帯電話ネットワークを増強し、将来のCDMA2000 1xEV-DV方式も視野に入れる。

一方、米Cingular Wirelessや米AT&T Wireless、米T-Mobile USA 3社のGSM/GPRS方式ローミングを実施し、2Gサービスのエリア拡充を進めた。

【キーワード】
☆GSMローミング進む!!
GSM方式事業者である米Cingular Wirelessや米AT&T Wireless、米T-Mobile USA間のGSM/GPRS方式ローミングが実施され、3社は米Western Wirelessとも行った。

★無線LANも兼業!!
米T-Mobile米AT&T Wirelessに続き、各社もホット・スポットの展開に力を注いでいる。

年内には米Verizon Wirelessや米Sprint PCSも提供する計画だ。

☆ナンバー・ポータビリティ!!
2003年11月24日までに、北米市場でもLNPサービスの導入が決定した。

現在でも事業者間競争が激しいとされる北米市場に、さらなる激化が予想される。

【8.その他の米国事業者】
米Disney、新規参入
米Walt Disneyが携帯電話事業への参入を視野に、携帯電話事業者や端末メーカと交渉を開始しているという。

米The Wall Street Journal紙によると、傘下TV局のESPNなど米Walt Disneyの所有するいくつかのブランド名を利用してサービスを提供する考えで、携帯電話への映像や音楽配信に特に関心を示しているという。

【9.米国事業者の無線LANサービス動向】
ホット・スポットも積極的
米T-Mobile USAは米国第6位の携帯電話事業者でもあり、先駆的に無線LAN事業に参入し、無線LAN事業者としても最大手の事業者となっている。

2番手の米Boingo Wirelessは約1,300ヶ所でホット・スポットを提供し、そのうち650ヶ所は米Wayportとのローミング契約による。

両社以外にも、複数の事業者から約1,000ヶ所のホット・スポットを借りて運営している米iPassがある。

正式版からの抜粋を含め、いろいろと本レポートをご紹介させていただきましたが、ご興味のある方はご購入いただければ幸いです。

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