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「端末メーカ各社の国内動向−2008年度上期−」
〜端末市場縮小が鮮明 それでもメーカは多品種開発を推進〜 |
・上期出荷は2,000万台未満!!
・上期投入は70機種!!
・通期出荷見込みは3,700万台!!
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販売開始日:2009年4月3日 |
ページ数:A4版47頁 |
ファイル容量:1.55MB |
価格:41,790円(税込) |
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【要約】
市場低迷ながらもシャープは首位を堅持
2008年度上期における携帯電話端末の国内出荷台数は、シャープが第2位のパナソニック モバイルコミュニケーションズに120万台以上の差を付けて首位を堅持した。一方、パナソニック モバイルや日本電気(NEC)も現在では回復傾向にあり、NECは第3位に返り咲いている。また、富士通も「らくらくホン」の好調を背景に第4位を獲得した。
【キーワード】
☆単独首位のシャープ!!
2008年度上期は市場全体が低迷したものの、シャープがパナソニック モバイルコミュニケーションズやNEC、富士通を寄せつけず、国内最大手メーカの座を維持している。
★08年度上期出荷は2,000万台を割る!!
2008年度上期の国内出荷は前年同期比19.7%減の1,952万台と、2,000万台を下回った。
☆08年度上期投入は70機種!!
携帯電話事業者各社は携帯電話番号ポータビリティ(MNP)制度導入以降、これまでにないほどの機種数を市場投入している。2008年度上期時点では投入機種数の拡大に歯止めがかかっていない。
★2008年度通期出荷見込みは3,700万台!!
2008年度通期は前年同期比25.3%減の3,700万台を見込む。上期の出荷低迷が止まらず、下期にまで及んでいる。
【2.市場規模推移と予測(2007年〜2012年度)】
08年度上期は前年同期比20%減の1,952万台を出荷
社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)によれば、2008年度上期における携帯/自動車電話端末の国内出荷台数は前年同期比17.0%減となる1,952万1,000台になったという。また、「ワンセグ」対応端末は1,406万1,000台が出荷されている。
表:エムレポートによる主な端末メーカ各社の将来予想
メーカ名 |
現状と将来予想 |
シャープ |
国内最大手であり、中国市場などへも積極展開中
→将来予想はレポート参照 |
パナソニック モバイル |
国内トップを奪取後、海外市場へ展開
→将来予想はレポート参照 |
NEC |
国内トップを奪取後、海外市場へ展開する計画であったが、国内市場縮小を受けて海外展開は先延ばし
→将来予想はレポート参照 |
富士通 |
NTTドコモに特化しているが、事業自体は堅調に推移
→将来予想はレポート参照 |
東芝 |
KDDI(au)向けでは大手であり、NTTドコモ以外の事業者すべてに端末を供給しており、欧州市場へもスマート・フォンを提供中
→将来予想はレポート参照 |
ソニー・エリクソン |
NTTドコモ向け端末供給を休止後、KDDI(au)向けに特化
→将来予想はレポート参照 |
京セラ |
三洋電機の端末部門を吸収したものの、端末事業はやや不調
→将来予想はレポート参照 |
カシオ計算機 |
従来はKDDI(au)向けのみの端末供給であったが、ソフトバンクモバイルへの端末供給も開始
→将来予想はレポート参照 |
日立製作所 |
KDDI(au)向けのみの端末供給に特化
→将来予想はレポート参照 |
加Research In Motion |
NTTドコモ向けに特化
→将来予想はレポート参照 |
Samsung Electronics |
ソフトバンクモバイル向けに特化するも日本事業を拡大意向
→将来予想はレポート参照 |
LG Electronics |
NTTドコモ向けに特化するも日本事業を拡大意向
→将来予想はレポート参照 |
Pantech & Curitel |
KDDI(au)向けの簡単ケータイに特化
→将来予想はレポート参照 |
HTC |
すでにNTTドコモやソフトバンクモバイル、イー・モバイルへ端末供給中であり、KDDI(au)へも端末供給予定
→将来予想はレポート参照 |
Huawei Technologies |
イー・モバイル向けに特化
→将来予想はレポート参照 |
【目次/図表】
要約
キーワード
表:携帯電話端末の半期別出荷台数推移と予測(2007〜2008年度)
表:携帯電話端末の半期別市場投入機種数推移(2003〜2008年度)
1.市場概況
市場低迷ながらもシャープは首位を堅持
投入機種数の多さはシェアに影響
表:2008年度上期における主な端末メーカ別市場投入機種数
2.市場規模推移と予測(2007年〜2012年度)
08年度上期は前年同期比20%減の1,952万台を出荷
図:携帯電話端末の出荷台数推移と予測(2007〜2012年度、エムレポート推定)
表:携帯電話端末の出荷台数推移と予測(2007〜2012年度)
メーカ別国内シェア(2008年度上期)
表/図:メーカ別国内シェア
メーカ別国内シェア(2008年度下期予測)
表/図:メーカ別国内シェア
メーカ別国内シェア(2008年度通期予測)
表/図:メーカ別国内シェア(単位:万台)
図:携帯電話端末の出荷台数推移(2008年4月〜2008年9月)
表:携帯電話端末の出荷台数推移(2008年4月〜2008年9月)
3.端末メーカ各社の動向と今後の計画
多品種販売に歯止めかからず
図:携帯電話端末の年度別市場投入機種数推移(2003〜2008年度)
表:携帯電話端末の年度別市場投入機種数推移(2003〜2008年度)
図:携帯電話端末の半期別市場投入機種数推移(2003〜2008年度)
表:携帯電話端末の半期別市場投入機種数推移(2003〜2008年度)
端末メーカを悩ませる多品種少量販売
表:国内における携帯電話端末市場の現状と将来
表:苦境を乗り切る携帯電話業界の工夫
シャープの動向
08年度上期の販売高は前年同期比30%減
表:携帯電話/通信融合端末の半期別販売高推移と予測(2007〜2008年度)
08年度上期は国内市場縮小を受けて前年同期比30%減の国内出荷
表:携帯電話端末の半期別出荷台数推移と予測(2007〜2008年度)
09年1月から小学生向けのものづくり教育を実施
表:2008年度下期 ものづくり教育実施概要
08年11月に秋冬商戦端末の説明会を開催
CEATEC JAPANでインテリジェントキー搭載端末を展示
進むユーザの二極化
シャープにおけるUIの定義
パナソニック モバイルコミュニケーションズの動向
08年度上期は前年同期横ばいを堅持した売上高
表:売上高と営業利益、設備投資額の半期別推移と予測(2007〜2008年度)
08年度上期は微減に踏みとどまった国内出荷
表:携帯電話端末の半期別出荷台数推移と予測(2007〜2008年度)
08年11月に秋冬商戦端末の説明会を開催
表:2008年冬商戦端末の主な特長
2009年以降はモバイルリンクがテーマ
好調なVIERAケータイ
表:VIERAケータイを巡る動向
三菱電機のスピードセレクターを獲得
08年10月にNTTデータとNTTデータMSEを設立
表:NTTデータMSEの会社概要
CEATECで端末と家電との連携機能を紹介したパナソニック
日本電気(NEC)の動向
08年度上期は前年同期比20%増となったモバイルターミナル部門の売上高
表:モバイルターミナル部門の半期別業績推移と予測(2007〜2008年度)
08年度上期の国内出荷は前年同期比30%増強
表:携帯電話端末の半期別出荷台数推移と予測(2007〜2008年度)
08年11月に2008年度下期 Nケータイ新商品発表会を開催
表:N-01A/N-02A/N-03A/N-04Aの主な特長
08年10月に2008年度通期出荷台数の下方修正を発表
今後のNEC端末の3つの方向性
らくらくホンに追随
富士通の動向
上期売上高は前年同期比12%減になったパソコン/携帯電話部門
表:パソコン/携帯電話部門の半期別連結売上高推移と予測(2007〜2008年度)
上期の不調を受けて通期は500万台を下回る出荷見込み
表:携帯電話端末の半期別出荷台数推移と予測(2007〜2008年度)
CEATECで色覚障害者向け端末を展示
CEATECでセパレートケータイを展示
東芝の動向
08年度上期は前年同期比30%減の出荷台数
表:携帯電話端末の半期別出荷台数推移と予測(2007〜2008年度)
08年度中にダイレクト・メタノール型燃料電池の製品化を発表
ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの動向
08年度上期は前年同期比7%減の出荷台数
表:携帯電話端末の半期別出荷台数推移と予測(2007〜2008年度)
NTTドコモ端末供給から一時撤退
表:ソニー・エリクソンの端末供給状況
これまでの着せ替えケータイとは一線を画すフルチェンケータイ re
カシオ計算機の動向
08年度上期は前年同期比10%増となった売上高
表:MNS部門の半期別売上高推移と予測(2007〜2008年度)
ソフトバンクモバイル向けはNECへ委託
ソフトバンクモバイル端末は女性向け
京セラの動向
上期売上高は前年同期比20%増の通信機器関連事業
表:通信機器関連事業の半期別業績推移と予測(2007〜2008年度)
若い世代にも受けているW63K
CEATECで1xEV-DO方式/WiMAXデュアル対応端末を展示
4.海外メーカの動向
08年11月に国内市場での端末販売活動停止を発表したNokia
08年12月にNokia子会社の高級端末メーカが国内進出
図:New Signature Collection(ゴールド/シルバー)/
Ascent Ti Ferrari(ロッソ)
国内にも注力するSamsung Electronics
表:ソフトバンクモバイル向け端末の供給一覧
LG Electronics(LG Electronics Japan)の動向
08年10月にデザイン・コンペティションの表彰式を開催
08年6月から社名をLG Electronics Japanに変更
08年5月にNTTドコモとKTFが3G端末を共同調達
2機種目の簡単ケータイを開発したPantech Wireless Japan
08年11月にEUがST-Ericsson設立を承認
5.その他の動向
NTTドコモの動向
端末メーカに苦境打開策を提案
2010年3月までにHSUPA方式端末プラットフォームを共同開発
フルチェンの品揃えを強化するKDDI(au)
表:主なフルチェンの品揃え
ソフトバンクモバイルの動向
1,298万円のTiffany端末が3日間で完売
図:SoftBank 823SH Tiffanyモデル
PANTONEケータイ第3弾は812SHと共通の金型で生産
表:NEW PANTONE SoftBank 830SH/SoftBank 812SHの主な仕様
iPhone 3Gは伸び悩むも09年夏に期待
表:iPhone 3Gを巡る主な動向
アドコアテックの動向
08年秋モデルから通信プラットフォームの共通化を開始
08年7月に下り7.2Mbpsのベースバンド技術を開発
表:アドコアテックの会社概要
08年10月にソフト開発会社のエスティーモが清算
表:エスティーモの会社概要
端末の設計事業を継続する三菱電機エンジニアリング
端末の分解リポートの販売を開始したチップワンストップ
6.再編進む、端末メーカ各社の行方
図:携帯電話事業者各社における端末供給メーカの現状
表:携帯電話事業者各社における端末供給メーカの現状
表:国内市場における主な端末メーカの端末供給状況と展開
図:将来的な国内メーカ各社のシェア
表:エムレポートによる主な端末メーカ各社の将来予想
7.2008年度上期における市場投入端末
表:2008年度上期における市場投入端末一覧(2008年4月3日〜6月14日)
表:2008年度上期における市場投入端末一覧(2008年6月18日〜7月30日)
表:2008年度上期における市場投入端末一覧(2008年8月1日〜9月25日)
8.関連リンク
表:関連リンク(五十音順)
編集後記
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オリジナル調査[個別受託調査案件]
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