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「携帯電話向け検索サービスの最新動向」
〜公式サイトにキーワード検索を導入 端末が身近な検索ツールに〜

 

・従来はディレクトリ検索が主!!

・公式にキーワード検索導入!!

・検索結果と表示方法がカギ!!
販売開始日:2007年4月3日
ページ数:A4版31頁
ファイル容量:548kB
価格:21,000円(税込)
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【要約】

auと米Googleの提携を皮切りに検索サービス競争が開始
KDDI(au)と米Googleが2006年5月に、日本で初めて米Googleの検索エンジンを採用し、モバイルとパソコン向けコンテンツを統合した検索サービスの提供に合意した。それに伴い、7月から「EZweb」のトップ画面に「Google」の検索窓を設置している。NTTドコモも7月に「iMenu」を対象としたキーワード検索機能の提供を開始すると発表し、すでに10月から合計13の検索サイトと連携した検索サービスを開始させた。

一方、ソフトバンクモバイルも10月に新ポータル・サイト「Yahoo!ケータイ」の提供を開始し、検索サービスには「Yahoo!検索」を採用している。auとソフトバンクモバイルがそれぞれ米Googleとヤフーと密接な連携を図るのに対し、NTTドコモは2社を含む13社と連携することで対抗する構図だ。

パソコン向け検索と同様にヤフーやグーグルが人気
これまでの携帯電話向け検索サービスといえば、携帯電話事業者各社が提供するディレクトリ型の公式メニューを辿り、事業者が認定した公式サイトを閲覧する形式が主流であった。しかし、昨今の公式サイトにおける検索サービスの導入に伴い、パソコンでのサイト閲覧と同様に検索窓へキーワードを入力し、公式/一般/パソコン向けサイトを問わずに最適なサイトを検索することも可能になっている。そうした中、パソコン向け検索サービス大手のヤフーやグーグルが携帯電話向けでも利用頻度の高い検索サービスといえる。


【キーワード】

☆これまではディレクトリ検索で対応!!
従来は携帯電話サイト数の面から、ディレクトリ検索でも十分に対応できていた。

★公式サイトにキーワード検索を導入!!
公式/一般サイトも含めたサイト数の増加により、ディレクトリよりもキーワード検索の必要性が高まってきた。それに伴い、KDDI(au)とNTTドコモが2006年7月から公式サイトへキーワード検索を導入している。

☆検索結果と表示方法がカギ!!
液晶画面の小さな携帯電話端末であるが故に、精度の高い検索結果と閲覧しやすい表示方法がカギとなる。また、携帯電話向け検索サービスではパソコン向けほど詳細な検索結果は求められていないものとみられる。


【3.検索サービス会社の動向】

他社にはないヤフーの強み

他の検索サービス会社にはないヤフーの強みは、ソフトバンクモバイルへの出資による携帯電話事業者との関係だ。実際にソフトバンクモバイルが「Yahoo!ケータイ」を運営するものの、ヤフーの発言権は影響を持つものとみられる。特定事業者との出資関係を持たない米Googleには提供できないサービスを開発することにより、携帯電話向け検索サービスにおいて、日本国内では米Googleを牽引していく考えだ。


【目次/図表】

要約
キーワード

1.市場概況
 auと米Googleの提携を皮切りに検索サービス競争が開始
  表:公式サイトにおける携帯電話事業者と検索サービス会社の関係
 パソコン向け検索と同様にヤフーやグーグルが人気
 【普及拡大要因】
 【普及阻害要因】

2.携帯電話事業者の動向
 NTTドコモの動向
  07年中にGPS連動検索サービスを開始
  06年10月からiモードの検索サービスを開始
  iMenu内の検索サイトは人気順に設置
  06年8月に米Googleと検索サービス連携で合意
  従来から一般サイトの中には多くの検索サイトが存在
  06年7月から9つの検索サイトと連携開始
  表:iMenuと連携する検索サイト
 KDDI(au)の動向
  着うた検索結果には一般サイトを非表示
  Google検索設置で検索数は2.5倍増
  06年5月に米Googleとの業務提携を発表
  au端末とGoogle Mapsとの連携サービスも視野に
 ソフトバンクモバイルの動向
  06年10月からYahoo!ケータイの提供を開始
  Yahoo!検索導入でも公式サイトは人気
  Yahoo!ケータイへの改装で検索クエリ数が約3倍に増加

3.検索サービス会社の動向
 ヤフーの動向
  他社にはないヤフーの強み
  07年4月にiモード/EZweb向けモバイル版Yahoo! JAPANを改装
  06年10月にモバイル版Yahoo!検索を大幅改装
  携帯電話向け検索エンジンは日本独自開発
  表:ヤフーの会社概要
 米Googleの動向
  検索結果はEZweb公式/一般/パソコン向けサイトの順
  07年3月から米国で検索サービスを刷新
  先駆者的な姿勢のauに提携を決定
 NECビッグローブの動向
  06年10月からiモード検索サービスに検索機能の提供を開始
  06年2月にケータイBIGLOBEのサイト検索を強化
  表:NECビッグローブの会社概要
 ライブドアの動向
  07年1月からlivedoor キーワード モバイル版の提供を開始
  06年12月からlivedoor knowledge モバイル版の提供を開始
  06年8月にlivedoor 検索(モバイル)を改装
  NTTドコモとの連携でブログの強化を狙う
  表:ライブドアの会社概要
 06年10月から検索機能の提供を開始したNTTレゾナント
  表:NTTレゾナントの会社概要
 ウェブドゥジャパンの動向
  iモードのiMenu内に選定されたCROOZ!
  06年6月からCROOZ!でタウン検索を開始
  表:ウェブドゥジャパンの会社概要
 ビットレイティングスの動向
  07年3月に全文検索エンジンを導入
  07年2月にモバイル検索専門の研究開発組織を設立
  06年12月に総額3億円の第三者割当増資を実施
  06年11月から掲示板サイト横断検索サービスを開始
  クラスタリング検索を用いたF★ROUTE
  06年7月にiMenuへF★ROUTEのサイト検索機能提供が決定
  06年6月に携帯電話向け検索サービスを刷新
  表:ビットレイティングスの会社概要
 楽天の動向
  06年10月からブログやTV番組検索も開始
  06年10月からiモードへ検索機能の提供を開始
  表:楽天の会社概要
 リクルートの動向
  06年10月からiモードにR25式モバイルの検索機能を提供
  06年2月から検索連動型広告の表示を開始
  表:リクルートの会社概要
 07年2月からロボット型検索を開始したデジタルストリート
  表:デジタルストリートの会社概要
 シーエー・モバイルの動向
  07年2月にKLabとロボット型検索エンジンを共同開発
  06年12月にKLabと資本業務提携で合意
  06年8月から検索結果にブログ上の注目キーワードを表示
  06年8月からはてなダイアリーキーワードの提供を開始
  06年3月にNTTドコモと協業と増資引受で合意
  表:シーエー・モバイルの会社概要
 06年10月からiモード検索に検索機能の提供を開始したAsk.jp
  表:アスク ドット ジェーピーの会社概要

4.検索サービスの利用動向
 ネットエイジアリサーチなどによる調査
  検索サービスはYahoo!モバイルが最も人気
  表:第2回と第4回調査結果(利用している検索サイト)
  半数弱が1日に1回以上検索サービスを利用
  表:第4回調査結果(検索サービスの利用頻度)
  表:ネットエイジアリサーチなどによる第2回と第4回の調査概要
 サービス検索の利用頻度が低いiモード・ユーザ
  表:ディーツーコミュニケーションズによる調査概要
 KLabによる調査
  サービス検索の利用頻度が低いケータイコイン会員
  表:検索サービスの利用頻度
  利用経験の多いYahoo!モバイルとGoogle モバイル
  表:事業者別利用する検索サイトの比較
  表:KLabによる調査概要

5.関連リンク
  表:関連リンク(五十音順)


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