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「iDの現状と最新動向」
〜広がりをみせるiD NTTドコモもDCMXで参入〜

 

・05年12月からiD提供開始!!

・07年1月末には約173万!!

・数年後には2,000万強へ!!
販売開始日:2007年3月19日
ページ数:A4版28頁
価格:15,750円(税込)

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※「iDの現状と最新動向」は株式会社ナノプロとの共同企画です。             

【要約】

当初はブランド・ホルダであったNTTドコモ
NTTドコモが2005年12月1日から、クレジット・カード会社各社に対して「iD」の提供を開始し、三井住友カードが同日から「三井住友カードiD」を開始した。この段階では、NTTドコモはiDというブランド保有会社(ルール策定/プラットフォーム提供業務)に過ぎず、三井住友カードがiDブランドを採用したイシュア(カード発行/会員募集業務)とアクワイアラ(加盟店/募集/管理業務)になっている。

06年4月にイシュアとして参入したNTTドコモ
そして、NTTドコモが2006年4月28日に「DCMX mini」、5月26日には「DCMX」を開始して以来、それまでの役割に変化が起こった。これまでブランド保有会社に過ぎなかったNTTドコモがイシュアとして、携帯電話向けクレジット決済サービス市場に新規参入を図ったのだ。ただ、三井住友カードがイシュアとアクワイアラも兼ねるのに対し、NTTドコモはイシュアのみの展開で、アクワイアラには三井住友カードの力を借りている。

広がりをみせるiDプラットフォーム
その後、VISAジャパン協会が2006年3月13日にiDの利用拡大を狙い、VISAジャパン・グループ加盟のカード会社各社でイシュアとアクワイアラ業務を展開すると発表した。さらにユーシーカードが10月20日からアクワイアラとして参画し、イオンクレジットサービスが11月1日から「イオンiD」を、クレディセゾンも11月20日から「みずほマイレージクラブカードiD」を開始している。また、オリエントコーポレーションも11月にイシュア業務の展開を表明した。


【キーワード】

☆2005年12月からサービス開始!!
NTTドコモが2005年12月1日から「iD」の提供を開始したことに伴い、三井住友カードも同日から「三井住友カードiD」を開始した。

★iDユーザ数は約173万!!
2007年1月末における「iD」ユーザ数は約173万に達し、NTTドコモの「DCMX」のみでも150万を突破した。

☆数年後には2,000万強へ成長!!
NTTドコモが3〜5年で1,000万程度の「DCMX」「DCMX mini」ユーザ獲得を計画し、三井住友カードも2008年度中に1,000万の「三井住友カードiD」会員獲得を目指す。


【2.iDユーザ数の推移と予測】

2006年度は計画以上の立ち上がり

NTTドコモは「iD」の提供開始時に、2006年度中に100万ユーザを獲得すれば成功との考えを示していた。すでに11月には「DCMX」のみで100万を突破し、これまでのところ順調な展開といえる。2007年1月末時点でのiDユーザ数も約173万に達し、DCMXのみでも150万を突破した。2006年12月末ではiDユーザ数が約151万、そのうち「DCMX mini」は約122万、DCMXが約14万、「三井住友カードiD」などは約15万となっている。なお、三井住友カードiDなどに含まれる「イオンiD」は約10,000とされる。

一方、中期的なユーザ獲得目標は、NTTドコモが3〜5年で1,000万程度のDCMX/DCMX miniユーザ獲得を計画している。それに伴い、将来的にクレジット決済事業における手数料収入で1,000億円を目指す。また、三井住友カードは2008年度中に1,000万の三井住友カードiD会員数を獲得するのに対し、イオンクレジットサービスでは2006年度内に10万のイオンiD会員獲得を狙う。


【目次/図表】

要約
キーワード

1.市場概況
 当初はブランド・ホルダであったNTTドコモ
  表:クレジット・カード業界におけるiD採用各社の位置付け
 06年4月にイシュアとして参入したNTTドコモ
 広がりをみせるiDプラットフォーム

2.iDユーザ数の推移と予測
 2006年度は計画以上の立ち上がり
  図:iDユーザ数の推移と予測(エムレポート推定)
  表:iDユーザ数の推移と予測(2006年11月〜2007年3月)

3.NTTドコモの動向
 iDの動向
  07年10月からマクドナルドでもiDを導入
  表:新会社の概要
  07年3月までにローソン全店へのiD導入を完了
  06年11月に角川グループと業務提携
  06年11月にiDの共同推進でオリコと合意
  06年8月からCREPiCOセンターがiDなどの対応を開始
  06年3月にローソンと資本提携/業務提携に合意
  06年3月にiD推進に関する業務提携で合意
  05年12月からiDの提供を開始
  他事業者にもiD採用を推進
 DCMX/DCMX miniの動向
  06年11月にDCMX/DCMX miniユーザ数が100万を突破
  表:DCMX/DCMX miniユーザ100万突破までの経緯
  表:iD対応読取/書込装置の設置予定台数
  06年10月にDCMX向けiアプリを拡張
  06年7月にDCMX基盤システムを構築したNTTデータとNEC
  06年5月からDCMXの入会受付を開始
  06年5月に三井住友銀行 新宿通支店内でDCMX旗艦店を併設
  06年4月からDCMX miniの提供を開始
  表:DCMX/DCMX miniの概要
  表参道にコンセプト・カフェも期間限定オープン
  お年寄りにもDCMX miniを推進

4.クレジット・カード会社などの動向
 三井住友クレジットの動向
  07年4月からユニバーサル・スタジオ・ジャパンでiDを一部導入
  07年3月から阪急電鉄や阪神電鉄沿線のCVSなどでiDを導入
  07年2月にPastownカードにiDを標準搭載
  07年1月から発行カードにiDを標準搭載
  06年12月からANAカードでもiD対応を開始
  06年9月からジョナサンと藍屋でもiDを先行導入
  06年4月に宝塚大劇場へiDを導入
  06年4月に時間貸し駐車場でもiDを導入
  06年4月にクリーニング・チェーンでもiDを導入
  06年4月に100円ショップでもiDを導入
  06年3月から三井住友カードiDでキャッシングを開始
  05年12月から三井住友カードiDを開始
  DCMX開始は大歓迎
  今後はファースト・フードやファミレスなどを視野に展開
 06年11月にみずほ銀行ともiD対応を開始させたクレディセゾン
 06年11月からイオンiDを開始したイオンクレジットサービス
 ユーシーカードの動向
  06年10月からiD加盟店の取り扱いを開始
  06年3月にみずほ銀行とiD推進などで合意
 06年3月にiD推進を表明したVISAジャパン協会

5.広がるiD導入店舗
 07年3月末までに情報端末すべてをiD対応化する第一興商
 イオンの動向
  07年2月から首都圏のイオン店舗でiD/Suica共用読取/書込装置を設置
  図:iD/Suica共用読取/書込装置のイメージ
  06年3月にイオン・グループ店舗へのiD導入などで合意
 06年12月に全店舗でのiD導入を完了したエーエム・ピーエム
 06年10月にiD導入で合意したサークルKサンクス
 日本コカ・コーラの動向
  06年10月末から自動販売機がiDに対応
  06年4月に自動販売機のiD対応を発表
 東京無線協同組合の動向
  06年8月末からタクシーへのiD導入を開始
  06年3月にタクシーへのiD導入で合意
 06年6月からiDの導入を開始したダイソー
 06年6月にタワーレコードなどでiDを一斉導入
 06年4月から東名地区でiD導入を開始したファミリーマート
 06年4月から牛角でiDを導入したレインズ
 06年4月末までに全店舗でiDを導入したノジマ
  表:iDの主な導入店舗一覧(予定も含む)

6.読取/書込装置(リーダ/ライタ)の動向
 カード時代の共用読取/書込装置の導入展開
 07年3月にららぽーとでiD/Suica共用読取/書込装置を導入
 06年11月にデリバリー向けiD対応モバイル決済端末を導入
 06年10月にSuica/iDの共通インフラを運営するLLPを設立
 06年11月にiD/Edy向け共用読取/書込装置の開発を発表
 06年9月に汎用リーダ/ライタ・システムを開発したNEC
  図:ローソンで導入される共用読取/書込装置
 06年9月にSuica/iD/QUICPay/Edyの読取/書込装置を発表
 06年8月にiD/QUICPay共用読取/書込装置開発が先行報道
 06年4月にiD/Suicaの共通インフラ運用で合意

7.関連リンク
  表:関連リンク(五十音順)


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