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「小霊通の最新動向−2005年通期−」
〜日本よりも進んでいる!? 小霊通端末の機能〜 |
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【要約】
上期は月間240万純増
「小霊通」は2005年上期に月間平均約240万の純増を記録した。それに伴い、2005年6月末時点で累積ユーザ数は7,980万となっている。特に3月単月には324万の純増を記録し、小霊通の健在ぶりを知らしめた。
12月単月で90万の純減
一方、下期に入ると、「小霊通」の勢いは急速に失われていった。下期中には一度も単月200万純増を達成することもなく、12月単月には90万の純減に陥っている。2006年1月単月には90万の純増に返り咲いたものの、今後の行方に目が離せない状況だ。
【キーワード】
☆インフラ整備を強化する事業者!!
小霊通事業者は2005年に入り、小霊通ネットワークへの設備投資を抑えていたが、2008年の「北京五輪」に向け、再びインフラ整備を強化する。
★高機能化を図る端末メーカ!!
「小霊通」端末の高機能化を図るものの端末価格の高騰が懸念される。
☆2006年には1億ユーザ!!
低迷や鈍化傾向がみられる「小霊通」であるものの、2006年は1億ユーザの突破が見込まれる。
【2.ユーザ数の推移と予測(2001年〜2006年)】
2006年には1億ユーザを突破
「小霊通」ユーザ数の伸びは2005年下期に入ってから縮小傾向にあるが、2006年末までに1億を突破する見込みだ。2005年12月末のような大幅な純減を記録しない限り、2006年内の1億突破の可能性は高い。
【目次/図表】
要約
キーワード
図:中国における小霊通市場(2005年12月末現在)
1.市場概況
上期は月間240万純増
図:小霊通の累積ユーザ数推移と予測(2005年1〜6月)
表:小霊通の累積/純増ユーザ数の推移(2005年1〜6月)
12月単月で90万の純減
表:小霊通の累積/純増ユーザ数の推移(2005年7〜12月)
2.ユーザ数の推移と予測(2001年〜2006年)
2006年には1億ユーザを突破
図:小霊通の累積ユーザ数推移と予測(エムレポート推定)
表:小霊通の累積ユーザ数推移と予測
増加の伸びは鈍化傾向
3.小霊通事業者の動向
3Gサービス開始後も小霊通は共存
2006年に約50億元を投入する事業者2社
05年5月からカード分離式端末の販売を開始
China Telecommunications Corporationの動向
2005年の設備投資額は約80億元
表:China Telecomの小霊通の累積ユーザ数推移
05年7月からSMSによる番号案内サービスを開始
China Netcom Group Companyの動向
05年10月に小霊通/固定電話統合サービスの開始を発表
表:China Netcomの小霊通の累積ユーザ数推移
Beijing Netcomの動向
北京五輪までインフラ整備を継続
05年8月に小霊通拡張工事の概要を発表
05年4月に小霊通対応公衆電話BOXを設置
4.メーカの動向
日本よりも高機能な中国市場向け小霊通端末
表:主な小霊通端末の仕様
米UTStarcomの動向
05年12月に小霊通+固定電話の試験を実施
PT Comm 2005でPHS/W-CDMA方式デュアル端末を展示
05年10月にChina TelecomからiPAS網拡張を受注
05年7月にChina NetcomからiPAS網拡張を受注
新ロゴ発表で小霊通専門メーカから脱却
05年5月に1,400名の人員削減を発表
表:中国市場への小霊通設備の供給実績
05年7月からインターネット対応端末を投入したInventec
05年7月にPHS網の拡張契約を締結した米Lucent
05年4月にPHS端末のOEM供給に合意したZTE
京セラの動向
小霊通は庶民インフラとしての地位を確保
1月にNokiaと移動体通信端末関連する特許係争が解決
高機能端末の投入で事業拡大を目指す
05年3月にPHS/無線LAN機能を1チップ化した米Atheros
5.その他の動向
9月から上海市で本人登録の義務化開始
カード分離式端末の高価格帯は課題
6.関連リンク
表:関連リンク(五十音順)
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