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「端末メーカ各社の国内動向−2005年度通期−」
〜上/下期ともに好調なシャープが念願の通期首位を獲得〜

 

・通期首位を獲得したシャープ!!

・NECは通期第3位に落ち込み!!

・2006年度は5,000万台突破!!
販売開始日:2006年5月23日
ページ数:A4版27頁
ファイル容量:712kB
価格:15,750円(税込)
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【要約】

下期もシェア第1位を獲得したシャープ
2005年度下期における国内の携帯電話端末の出荷台数は、上期首位を獲得したシャープが引き続いて第1位を獲得した。第2位にはパナソニック モバイルコミュニケーションズ、第3位には日本電気(NEC)になっている。ただ、3社とも400万台を超える出荷台数を記録しており、ヒット端末の登場次第で順位は変動する可能性が大きい。

また、下期は合計54機種(新色やプリペイド携帯電話版は含まない)の携帯電話端末が市場投入された。そのうちNTTドコモ向けには24機種、KDDI向けが19機種、ボーダフォン向けは11機種となっている。上期は合計36機種で、それぞれ14機種、15機種、7機種になっていたため、端末メーカ各社による積極的な端末投入が行われた。

初の通期首位をかざったシャープ
2005年度上/下期ともに好調であったシャープは念願となる通期首位を獲得した。出荷台数も808万台と、第2位のパナソニック モバイルコミュニケーションズに50万台以上の差を付けている。これまで最大手であったNECは700万台を超える出荷台数であったものの第3位にとどまった。一方、3強以外には東芝が徐々に出荷を伸ばしはじめている。


【キーワード】

☆シャープは念願の通期首位を獲得!!
シャープは上/下期ともに首位を獲得した結果、参入後初となる通期首位を奪取した。

★通期第3位にとどまったNEC !!
端末出荷計画の下方修正が続いたNECは通期シェア第3位の座に落ちた。

☆2006年度はMNPで5,000万台突破!!
2006年度通期は番号ポータビリティ(MNP)制度導入やメーカの端末供給先拡大により、出荷台数が5,000万台を突破する見込みだ。


【2.市場規模推移と予測(2005〜2010年度)】

通期は前年度比6.4%増の4,693万を出荷

社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)によれば、2005年度通期における携帯/自動車電話端末の国内出荷台数は前年同期比6.4%増となる4,692万5,000台になったという。そのうち2G端末は同48.8%減の1,004万1,000台、3G端末が同50.7%%増となる3,688万2,000台で、3G端末の占める比率は78.6%になった。


【目次/図表】

要約
キーワード

1.市場概況
 下期もシェア第1位を獲得したシャープ
  表:2005年度下期における主な端末メーカ別市場投入機種数
 初の通期首位をかざったシャープ

2.市場規模推移と予測(2005〜2010年度)
 通期は前年度比6.4%増の4,693万を出荷
  図:携帯電話端末の出荷台数推移と予測(2005〜2010年度、エムレポート推定)
  表:携帯電話端末の出荷台数推移と予測
 2006年の端末出荷金額は1兆7,000億円超に
  表:携帯電話端末の出荷金額推移と予測
 メーカ別国内シェア(2005年度下期)
  表/図:メーカ別国内シェア
 メーカ別国内シェア(2005年度通期)
  表/図:メーカ別国内シェア
 メーカ別国内シェア(2006年度通期予測)
  表/図:メーカ別国内シェア

3.端末メーカ各社の動向と今後の計画
 シャープの動向
  通期は前年同期比10%増の売上高
  表:シャープの携帯電話/PHS端末の売上高推移と予測
  表:シャープの携帯電話端末の出荷台数推移と予測
  6月にボーダフォン向けAQUOSケータイを投入予定
  MNP導入前にKDDIへ端末供給を開始
 パナソニック モバイルコミュニケーションズ(PMC)の動向
  通期は前年同期比7%減になった売上高
  表:PMCの売上高と営業利益、設備投資額の推移
  表:PMCの携帯電話端末の出荷台数推移と予測
  2006年内にボーダフォン向けに端末を再供給開始
  松下電器産業やNECなどが夏に合併会社設立
 日本電気(NEC)の動向
  通期は端末部門で約250億円の営業赤字
  表:NECのモバイルターミナル部門の売上高推移
  通期の国内出荷台数は前年同期比8%減
  表:NECの携帯電話端末の出荷台数推移と予測
  松下電器産業や東芝との再編を進行中
  表:国内メーカ各社の提携関係
  ケナフ繊維強化バイオ・プラスチックがN701iECOに採用
 東芝の動向
  通期でKDDIとボーダフォンに13機種を供給
  表:東芝の携帯電話端末の出荷台数推移と予測
  2月に国内初のHDD搭載端末を投入
 通期は期初計画を上回る出荷になった富士通
  表:富士通のパソコン/携帯電話の連結売上高推移と予測
  表:富士通の携帯電話端末の出荷台数推移と予測
 三洋電機の動向
  通期の電話機部門売上高は横ばい
  表:三洋電機の電話機の国内外連結売上高推移
  通期は国内向け出荷が24%減
  表:三洋電機の携帯電話端末の出荷台数推移と予測
  2月にNokiaとCDMA方式端末生産の合併会社設立を発表
 三菱電機の動向
  2006年度は増益見込み
  通期は前年度横ばいの国内出荷
  表:三菱電機の携帯電話端末の出荷台数推移と予測
  開発体制移行によって端末投入サイクルが好転
  表:三菱電機における端末投入状況
 日本市場は高機能端末に特化するソニー・エリクソン
  表:ソニー・エリクソンの携帯電話端末の出荷台数推移と予測
 カシオ計算機の動向
  下期で20%増の売上高を記録して通期も微増
  表:カシオ計算機のMNS部門の売上高推移と予測
  05年12月に米QUALCOMMと3G端末のライセンスを拡大
 京セラの動向
  事業利益の赤字が大幅縮小した通信機器関連事業
  表:京セラの通信機器関連事業の業績推移と予測
  1月にNokiaと移動体通信端末関連する特許係争が解決
  海外市場向け高機能端末の生産を日本へ移管
 総務省が端末価格に選択制を検討
 2G端末を再投入するNTTドコモ

4.海外メーカの動向
 ノキア・ジャパンの動向
  3月からトライ・バンド対応GSM方式端末を投入
  表:韓国メーカ3社による携帯電話端末の主な仕様
  3月にW-CDMA/GSM方式デュアル端末を投入
 日本市場での成功を狙う米Motorola
 韓国メーカ3社が後発参入
  表:韓国メーカ3社による携帯電話端末の主な仕様
 日本市場進出は消極的な姿勢のSamsung
 LG Electronicsの動向
  4月からNTTドコモ向け端末を販売開始
  低価格帯以外に高機能端末の投入も検討
 05年12月からKDDI向け端末の販売を開始したPantech

5.2005年度下期における市場投入端末
  表:2005年度下期における市場投入端末一覧(2005年10〜2006年1月、市場投入時期順)
  表:2005年度下期における市場投入端末一覧(2006年2〜3月、市場投入時期順)

6.関連リンク
  表:関連リンク(五十音順)


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