|
「新規参入事業者の最新動向」
〜2006年秋以降に新規参入が相次ぐ〜 |
※PDFファイルはパスワードを設定していますので、右クリックでダウンロードください。
【要約】
2006年秋以降に続々と参入予定
2005年9月末現在、日本国内における携帯電話ユーザ数は8,912万6,800、PHSユーザ数が448万5,800だ。それに伴い、移動体通信ユーザ数は合計9,361万2,600になっている。総務省による統計では日本の総人口は10月1日時点で1億2,768万7,000であり、携帯電話普及率は69.8%、移動体通信普及率が73.3%だ。こうした現状の中、携帯電話市場へ新規参入を目指す通信事業者が登場した。
ソフトバンクはBBモバイル、イー・アクセスがイー・モバイル、マルチメディア総合研究所はアイピーモバイルを設立している。ただ、BBモバイルとイー・モバイルは1.7GHz帯、アイピーモバイルが2GHz帯への新規参入を目指す。新規参入各社は主にデータ通信サービスを開始する計画で、開始時期はソフトバンクが試験ながらも2006年秋、イー・アクセスは2007年3月、アイピーモバイルが2006年10月となっている。
【キーワード】
☆06年秋の参入を目指すBBモバイル!!
※BBモバイルは2006年秋にW-CDMA方式のデータ通信サービスを開始する計画だ。
★07年3月にはイー・モバイルも開始!!
※イー・モバイルが2007年3月からW-CDMA方式のデータ通信サービスを開始する。
☆06年10月に参入するアイピーモバイル!!
※アイピーモバイルは2006年10月にTD-CDMA方式のデータ通信サービスを開始する計画だ。
【5.既存事業者の動向】
第3四半期中に1.7GHz帯の周波数割当を申請する見込みのNTTドコモ
NTTドコモが2005年度第3四半期中に、総務省へ東名阪バンドにおける1.7GHz帯の周波数割当を申請する考えだ。「FOMA」ユーザ数が増加しており、周波数容量に余裕がなくなってきたことに対応する。
【目次/図表】
要約
キーワード
表:事業者各社への携帯電話周波数割当状況と新規割当希望
1.市場概況
2006年秋以降に続々と参入予定
表:新規参入事業者3社の事業計画
表:携帯電話周波数の割当状況
2.ソフトバンクの動向
2006年秋にデータ通信試験サービスを開始
事業モデルは脱垂直統合
参入当初は従来型の端末を投入
ベンダー・ファイナンスで設備投資を抑制
今後も続く基地局用地交渉
10月にHSDPA方式などのハンド・オーバー実験を実施
7月に日本エリクソンと3Gと無線LANとの相互切替に成功
6月にノーテルとHSDPA方式実証実験に成功
6月にノーテルと3Gと無線LANとの相互切替に成功
5月から1.7GHz帯W-CDMA方式の実証実験を開始
4月から1.7GHz帯W-CDMA方式の実証実験を開始
4月から北海道大学とTD-CDMA方式の実証実験を開始
3.イー・アクセスの動向
2007年3月から大都市圏でデータ通信サービスを開始
表:イー・モバイルの事業展開計画
表:モバイル事業への取り組み
端末はメーカ・ブランドを採用
スマート・フォンでユーザ獲得を目指す
ポータル・サイトも開放
5年間で約4,000億円の投資
全国網はNTTドコモとのローミングを想定
10月に第三者割当増資を実施したイー・モバイル
表:イー・モバイルへの第三者割当増資の概要
表:イー・モバイルの会社概要
10月にイー・モバイルに人員を一本化
表:人事異動の概要(2005年10月1日付)
9月からヨドバシカメラでコンセプト・モデルを展示
表:コンセプト・モデルの概要
図:Multifunctional Model
図:Touchscreen Model
図:Music Box Model
図:Wireless Data Communication Device
米Goldman Sachsからも出資の見込み
8月にTBSと資本提携
7月からMobile WiMAX実験の準備を開始
7月にインテルと端末開発で提携
6月にトーカイコムなどと協業検討で合意
5月にニフティとMVNO事業の検討で合意
5月に1.7GHz帯W-CDMA方式での実験局本免許を取得
5月に総務省へMobile WiMAXを提案
3月に1.7GHz帯W-CDMA方式実験局免許を申請
1月にイー・モバイルを設立
4.アイピーモバイルなどの動向
06年10月から東名阪でデータ通信を開始
投資総額は1,500億円を想定
9月末に2GHz帯での免許交付を申請
10月に第三者割当増資を実施
WIRELESS JAPAN 2005でTD-CDMA方式を実演
携帯電話市場への参入を断念したNTTコム
5.既存事業者の動向
NTTドコモの動向
第3四半期中に1.7GHz帯の周波数割当を申請見込み
ローミング受け入れには条件付き
6月から1.7GHz帯FOMA基地局などの評価試験を開始
表:光張出タイプ基地局装置の主な仕様
図:1.7GHz帯屋外増幅変復調装置
東名阪バンドの1.7GHz帯獲得を目指すボーダフォン
6.関連リンク
表:関連リンク(五十音順)
|