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「端末メーカ各社の国内動向−2004年度上期−」
〜NECと三菱電機が大苦戦 落ち込んだ端末出荷台数〜

 

・上期出荷は2,171万台!!

・下期見込が2,279万台!!

・通期の出荷見込は10%減!!
販売開始日:2005年1月7日
ページ数:A4版28頁
ファイル容量:1.08MB
価格:15,750円(税込)
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【要約】

上期はメーカ各社で業績に明暗
携帯電話端末メーカ各社における2004年度上期は、カメラ搭載端末への買換需要一巡で業績に明暗が出た。最大手であるNECの苦戦に対し、高機能端末が好調であったシャープの健闘が目立った。NECはPDC方式端末の需要減少以外に、海外3G端末の高機能化で出遅れた点などが響いたという。また、三菱電機や富士通も赤字を計上している。

一方、シャープはNTTドコモやボーダフォン向け端末が相次いで成功を収め、パナソニック モバイルコミュニケーションズもわずかな黒字を記録した。東芝もKDDIやボーダフォン向け端末の高機能化が奏功して営業損益が黒字に転じ、三洋電機も端末事業単体では前年同期比16.8%増の売上高を計上したものとみられる。

下期/通期に上期が大きく影響
上期の不調を受けたNECは需要の冷え込みが当初予想よりも早く動き出したと危機感を強めている。それに伴い、当初計画していた通期出荷台数目標を下方修正した。三菱電機や富士通も目標見直しに踏み切っており、三菱電機は下期も赤字を見込んでいるという。富士通の場合、下期に部品調達コスト削減で黒字転換を図るものの、通期黒字化は厳しいものとみられる。一方、シャープは上期の好調を背景に通期売上高を上方修正し、東芝も通期営業損益の黒字化を見込んでいる。


【キーワード】

☆上期は2,171万台の端末出荷!!
※2004年度上期における携帯電話端末の出荷台数は需要一巡による低迷から、前年同期比16.1%減となる2,170万8,000台となった。

★下期が2,279万台の出荷見込!!
※下期における出荷台数は事業者各社からの年末商戦向け新端末の市場投入が期待されるものの、同4.9%減の2,279万台にとどまる。

☆通期では10%減の出荷見込!!
※下期に挽回を図るものの上期の出荷低迷が響き、通期でも同10.7%減となる4,450万台の出荷となる見込みだ。


【2.市場規模推移と予測(2003〜2008年度)】

上期の端末出荷台数は2,171万台

電子情報技術産業協会(JEITA)によれば、2004年度上期における国内携帯電話端末の出荷台数は前年同期比16.1%減となる2,170万8,000台になったという。JEITAでは2003年度はカメラ搭載端末の普及などで高い実績になったが、現在は市場が成熟化しつつあると分析している。


【目次/図表】

要約
キーワード

1.市場概況
 上期はメーカ各社で業績に明暗
 下期/通期に上期が大きく影響

2.市場規模推移と予測(2003〜2008年度)
 上期の端末出荷台数は2,171万台
  図:携帯電話端末の出荷台数推移と予測(エムレポート推定)
  表:携帯電話端末の出荷台数推移と予測
 今後は端末の3G化が急速に進む
  図:携帯電話端末における3G/2Gの出荷台数推移と予測(エムレポート推
    定)
  表:携帯電話端末における3G/2Gの出荷台数推移と予測
 メーカ別国内シェア(2004年度上期)
  表/図:メーカ別国内シェア
 メーカ別国内シェア(2004年度下期予測)
  表/図:メーカ別国内シェア
 メーカ別国内シェア(2004年度通期予測)
  表/図:メーカ別国内シェア

3.端末メーカ各社の動向と今後の計画
 日本電気(NEC)の動向
  上期の端末事業売上高は3,000億円
  表:NECにおけるモバイル関連事業の売上高推移
  出荷台数が大幅減少した上期
  表:NECにおける携帯電話端末の出荷台数推移
  下期は計画達成可能を明言
  9月に端末向けソフト開発専門の事業本部を新設
  8月に3D表示が可能な液晶を開発
  アンテンと800M/2GHz帯対応アンテナを開発
  7月にN900iLを利用した法人向けITシステムを開発
  6月に省電力型の超LSI技術を共同開発
 パナソニック モバイルコミュニケーションズ(PMC)の動向
  上期の売上高は前年同期並み
  表:PMCにおける業績推移
  表:PMCにおける携帯電話端末の出荷台数推移
  7月に端末販売子会社を再編したパナソニック モバイル
  11月にLinuxを実用化したNECとパナソニック モバイル
  表:FOMA端末向けLinux採用事例
 シャープの動向
  上期の好調を受けて通期売上高を上方修正
  表:シャープにおける携帯電話/PHS端末の売上高推移と予測
  表:シャープにおける携帯電話端末の出荷台数推移
  2005年度にデバイス事業で3,000億円
  2005年にSymbianOS搭載端末を市場投入
  燃料電池よりも現行電池の省電力化を推進
  12月に広島に研究開発センターを竣工
 三洋電機の動向
  上期の端末事業売上高は17%増の1,800億円
  表:三洋電機における電話機の連結業績推移
  表:三洋電機における電話機の国内外連結売上高の推移
  表:三洋電機における電話機の国内外単独売上高の推移
  表:三洋電機における携帯電話端末の出荷台数推移
  8月に高機能端末向け電子部品の生産能力を増強
  KDDI向け端末でシェア第1位を獲得するまでに成長
  地上デジタルTV放送対応端末の研究に積極展開
 11月にFOMA端末向け開発に協業したソニー・エリクソン
  表:FOMA端末向けOSの採用事例
 上期に営業損益が黒字化した東芝
  表:東芝における携帯電話端末の売上高推移
  表:東芝における携帯電話端末の出荷台数推移
 富士通の動向
  上期は端末事業が低迷
  表:富士通におけるパソコン/携帯電話の売上高推移と予測
  表:富士通における携帯電話端末の出荷台数推移
  6月にPTT技術を開発した富士通と富士通研究所
  SymbianOSを採用した富士通と三菱電機
 三菱電機の動向
  上期は端末事業で赤字を計上
  表:三菱電機における携帯電話端末の出荷台数推移
  10月に400万画素CCDモジュールを開発
 “持つ”“撮る”“観る”を満たした京セラのW21K
 上期は合併会社の影響で増収したカシオ計算機
 ノキア・ジャパンの動向
  2005年に自社ブランド端末を投入
  表:Nokia 6630の主な仕様
  8月にトライ・バンド対応GSM方式端末2機種の国内販売を開始
  表:Nokia 3120/Nokia 6610iの主な仕様
 米Motorolaの動向
  ボーダフォンやNTTドコモ向け端末で再参入
  8月にNTTドコモとFOMA端末開発で合意
  表:共同開発するFOMA端末の主な特長
 2004年度後半に日本市場へ参入する見込みのSamsung

4.その他の動向
 2005年夏にリバーシブルライトを出荷するオムロン
 2005年3月までに有機ELの量産を開始する東北パイオニア
 携帯電話カメラ・モジュールに参入したペンタックス
 端末向け外付型燃料電池を開発した日立製作所
 カメラ搭載端末向けLSIを増産するセイコーエプソン
 2007年までに端末向け小型燃料電池を実用化するKDDI

5.2004年度上期における市場投入端末
  表:2004年度上期における市場投入端末一覧(市場投入時期順)

6.関連リンク
  表:関連リンク(五十音順)


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