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「端末メーカ各社の国内動向−2003年度通期−」
〜下期で2,400万台の出荷実績、通期はほぼ5,000万台を記録〜

 

・下期は2,397万台を出荷!!

・通期で4,984万台を出荷!!

2004年度も2003年度並み!!
販売開始日:2004年6月8日
ページ数:A4版33頁
ファイル容量:1.19MB
価格:20,000円(税抜)
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【要約】

2003年度出荷は過去2番目
2003年度下期における携帯電話端末の出荷台数は前年同期比2.9%増となる2,397万台となった。それに伴い、通期における出荷台数は同15.7%増の4,984万台となり、過去最高となった2000年度の5,043万台に次ぐ出荷実績となっている。下期にはカメラ搭載端末のカメラ高画素化やNTTドコモの「FOMA 900i」シリーズの市場投入などが寄与したものとされる。

2004年度出荷もほぼ横ばい
2004年度は「FOMA」への移行が本格化することが予想され、さらに非接触ICカード機能を搭載した携帯電話端末の市場投入も見込まれる。こうした背景の中、端末メーカ各社から新端末の投入が積極的に行われた場合、2003年度並みの出荷台数を記録することも可能だ。なお、下期のみでメーカ各社からは42機種もの新端末が投入され、通期では合計59機種となっている。

NTTドコモも6月1日から「FOMA」の「iモード」が使い放題となる「パケ・ホーダイ」を開始する。ただ、パケ・ホーダイの対象となる月額基本プランがEZフラットに比べ、高額である点が普及阻害要因となるかどうか懸念される。


【キーワード】

☆下期は2,397万台を出荷!!
※2003年度下期における携帯電話端末の出荷台数はカメラ搭載端末の高画素化や新端末の市場投入などが牽引し、前年同期比2.9%増となる2,397万台となった。

★通期で4,984万台を出荷!!
※通期における出荷台数は上期の好調を受け、過去最高となった2000年度の5,043万台に次ぐ同15.7%増の4,984万台となった。

☆2004年度も2003年度並み!!
※端末メーカ各社から2003年度並みの60機種もの新端末投入が行われた場合、出荷台数も2003年度並みを維持する可能性も高い。


【2.市場規模推移と予測(2003〜2008年度)】

2003年度通期は4,984万台の端末出荷

電子情報技術産業協会(JEITA)によれば、2003年度の携帯・自動車電話端末は前年度比15.7%増となる4,984万3,000台であったという。JEITAは2003年度の好調さについて、カメラ搭載端末の普及と3G端末への移行が順調に進んた結果だとしている。これに伴い、2003年度通期の出荷台数は2000年度の5,042万5,000台に次ぐ水準に達した。

2003年度通期は1,500万台の3G端末出荷

3G端末への買い替えが2003年度下期から本格化し、通期における3G端末の出荷台数が前年同期比100.0%増となる1,500万台となった。2004年度以降は2Gから3Gサービスへの本格的な移行に伴い、3G端末の出荷台数が大きく拡大し続けていくものとみられる。

メーカ別国内シェア(2003年度下期)
2003年度下期はKDDIのCDMA2000 1x方式やNTTドコモの「FOMA」端末がヒットし、3G端末への買い替えが本格化した点が出荷台数の増加につながった。上期における100万画素級カメラ搭載端末への買替需要も引き続き、現在ではカメラ搭載が必須の機能へと成長している。


【目次/図表】

要約
キーワード

1.市場概況
 2003年度は過去2番目の出荷実績
 2004年度出荷もほぼ横ばい

2.市場規模推移と予測(2003〜2008年度)
 2003年度通期は4,984万台の端末出荷
  図:携帯電話とカメラ搭載端末の出荷台数推移と予測
  表:携帯電話とカメラ搭載端末の出荷台数推移と予測
 2003年度通期は1,500万台の3G端末出荷
  図:携帯電話端末における3G/2Gの出荷台数推移と予測
  表:携帯電話端末における3G/2Gの出荷台数推移と予測
 メーカ別国内シェア(2003年度下期)
  表/図:メーカ別国内シェア
 メーカ別国内シェア(2003年度通期)
  表/図:メーカ別国内シェア
 メーカ別国内シェア(2004年度通期予測)
  表/図:メーカ別国内シェア

3.端末メーカ各社の動向と今後の計画
 日本電気(NEC)の動向
  2003年度通期は端末事業で7,000億円
  表:NECにおけるモバイル関連事業の売上高推移
  表:NECにおけるモバイルターミナルの売上高推移
  下期も上期並みの出荷で通期首位を継続
  表:NECにおける携帯電話端末の出荷台数推移
  表:2003/2004年度における携帯電話端末出荷台数の内訳
  Linuxケータイを展示
  PTTシステムを開発
 パナソニック モバイルコミュニケーションズ(PMC)の動向
  2006年度に4,000万台の出荷を目指す
  表:PMCによる中期事業計画
  表:PMCにおける2003年度業績
  下期に出荷が伸び悩むも通期では堅調
  表:PMCにおける携帯電話端末の出荷台数推移
  国内における端末生産拠点を集結
  表:PMCにおける各生産拠点の概要
  秋にFOMA/GSM方式デュアル端末を投入
  夏にFOMA P900iVを投入
  表:FOMA P900iVの主な仕様
  KDDI向け端末も再事業化を推進
 シャープの動向
  2003年度の端末事業の連結売上高は3,000億円
  表:シャープにおける携帯電話/PHS端末の売上高推移と予測
  下期出荷も堅調に推移して3強の一角を維持
  表:シャープにおける携帯電話端末の出荷台数推移
  2004年度下期にカメラ・センサを増産
  広島工場に移動体通信の研究開発棟を着工
  V601SHやZaurusで録画番組を視聴可能
  AF搭載200万画素級CCDの出荷を開始
  端末受信の添付ファイルを閲覧
  妨害電波に強いTV機能搭載端末向けチューナを開発
  カメラ搭載端末向け複合メモリを開発
 三菱電機の動向
  ボーダフォン向けが堅調で国内向け出荷は回復基調
  表:三菱電機における携帯電話端末の出荷台数推移
  リバーシブル液晶を開発
  富士通とSymbianOS開発で協業
 東芝の動向
  国内向けが堅調に推移して通期は1,900億円
  表:東芝における携帯電話端末の売上高推移
  国内は下期にやや落ち込んで通期で7.5%減の出荷
  表:東芝における携帯電話端末の出荷台数推移
  12月にリチウム・イオン電池の生産子会社を解散
  0.85インチHDDを開発
  Bluetooth対応端末を投入
 三洋電機の動向
  2005年度に端末事業を5,000億円に
  表:三洋電機における電話機の連結業績推移
  表:三洋電機における電話機の国内外連結売上高の推移
  表:三洋電機における電話機の国内外単独売上高の推移
  下期に落ち込んで通期出荷は横ばい
  表:三洋電機における携帯電話端末の出荷台数推移
  2004年下期から100万画素級カメラ部品を販売
  添付ファイルを閲覧可能なAirStorageを開始
  有機EL搭載端末の実験を継続中
 富士通の動向
  3G端末で若干の営業利益を確保
  表:富士通におけるパソコン/携帯電話の売上高推移と予測
  下期で回復して通期で前年度並みの出荷を維持
  表:富士通における携帯電話端末の出荷台数推移
  夏にFOMA F900iTを投入
  表:FOMA F900iTの主な仕様
  CMOSセンサを増産
 京セラの動向
  2004年度に1,800万台の販売を目指す
  有機EL事業へ参入
  表:有機ELと液晶との比較
 カシオ計算機などの動向
  端末事業を合併させたカシオと日立
 低温ポリシリコンTFT液晶の量産を開始した日立ディスプレイズ
 6月に木の葉型端末を投入するノキア・ジャパン
 2004年内にFOMA端末を納入するNokia
 2004年末に100万画素対応端末を投入する米Motorola

4.その他の動向
 メーカ6社へFOMA端末の開発支援を行うNTTドコモ

5.2003年度下期における市場投入端末
  表:2003年度下期における市場投入端末一覧(市場投入時期順)

6.関連リンク
  表:関連リンク(五十音順)


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