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「韓国における携帯電話市場動向−2004年上期−」
〜MNP導入で市場が活性化、落ち込むSK Telecomシェア〜

 

・MNP導入で市場が活性化!!

・市場シェアにも変化!!

・行き過ぎたユーザ獲得!!
販売開始日:2004年12月7日
ページ数:A4版27頁
ファイル容量:776kB
価格:15,750円(税込)
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【要約】

MNP効果で市場が活性化
携帯電話普及率が70%を超えている韓国市場は月間純増数も数万規模と、すでに飽和状態に入っているといえる。しかし、2004年上期は2003年下期の約6倍となる月間平均44万の純増を記録した。市場活性化の背景には、2004年1月に導入された番号ポータビリティ制度の影響が大きい。

韓国メーカ2社の勢い止まらず
Samsung ElectronicsとLG Electronicsの勢いに拍車がかかっている。すでに世界3大メーカとなったSamsung Electronicsはもちろんのこと、LG Electronicsもさらなる飛躍を狙う。両社は技術的にも世界最先端を競っており、Samsung Electronicsは500万画素級カメラ搭載やHDD搭載端末を開発し、LG ElectronicsもMP3対応端末の市場投入を開始している。


【キーワード】

☆MNP導入で市場が活性化!!
※2004年上期は月間平均44万の純増を記録し、265万の上期純増となった。

★市場シェアにも変化!!
※MNP効果でSK Telecomの市場シェアが落ち込み、KTFとLG TeleComは拡大した。

☆行き過ぎたユーザ獲得!!
※事業者による不法な端末補助金支給が横行し、韓国政府から営業停止措置が下された。


【2.携帯電話ユーザ数の推移(2004年1月〜7月)】

上期はMNP効果で月間平均44万の純増

2004年1月に導入された番号ポータビリティ制度(Mobile Number Portability:MNP)が、飽和状態となっていた韓国市場を活性化させた。2003年下期は月間平均70,000の純増であったが、2004年上期は同44万と大幅な伸びをみせている。


【目次/図表】

要約
キーワード
  図:韓国における携帯電話市場(2004年6月末現在)

1.市場概況
 MNP効果で市場が活性化
 韓国メーカ2社の勢い止まらず
  図:韓国市場における携帯電話の累積ユーザ数推移(2004年1月〜7月)
  表:韓国市場における携帯電話の累積ユーザ数推移

2.携帯電話ユーザ数の推移(2004年1月〜7月)
 上期はMNP効果で月間平均44万の純増
  図:韓国市場における事業者別ユーザ数の推移(2004年1月〜7月)
  表:韓国市場における事業者別ユーザ数の推移
  表:韓国市場における事業者別シェアの推移
  図:韓国市場におけるCDMA2000 1x方式ユーザ数の推移(2004年1月〜7月)
  表:韓国市場におけるCDMA2000 1x方式端末台数の推移
  図:韓国市場における1xEV-DO方式端末台数の推移(2004年1月〜7月)
  表:韓国市場におけるCDMA2000 1xEV-DO方式ユーザ数の推移

3.携帯電話事業者の動向
 11月末からSK TelecomがW-CDMA方式を開始
 6月に事業者4社が公正競争協議会を構成
 SK Telecomの動向
  2010年までに新規参入事業で約1兆円を獲得
  2005年末までに市場シェア52.3%以下を目指す
  11月から米国向けにカラーリングの提供を開始
  11月に端末で車両情報を照会可能なサービスを発表
  9月にZTEと中国向け1x方式端末開発で提携
  不法な補助金支給で40日間の営業停止措置
  接続料率変更で接続料収入が約240億円減少
  4月にChina Unicomと合併会社を設立
  4月から日本と国際データ通信ローミングを開始
  端末事業強化を図るSK Group
  表:June対応端末台数の推移
 KTFの動向
  8月にVIBO Telecomと技術提携
  BREWから撤退?
  表:Multipack対応端末台数の推移
  表:Fimm対応端末台数の推移
  端末紛失補償保険サービスが人気

4.端末メーカの動向
 上期に端末販売台数が1,000万台を突破
 Samsung Electronicsの動向
  2005年6月にTD-SCDMA方式端末を投入
  米国向けは通期で2,800万台を販売
  表:米国市場向け端末販売台数の推移
  10月に500万画素級カメラ搭載端末を出荷
  HDD搭載端末を開発
  7月に300万画素級カメラ搭載端末を投入
  4月にEastcomと3G合弁会社の設立で合意
 LG Electronicsの動向
  2005年までに端末生産能力を50%以上に拡大
  2004年に150万台のMP3対応端末を販売
  9月にミラノのデザイン・センターに業務を統合
  11月に地上波DMB対応端末を公開
  7月にイスラム教徒向け端末を投入
  7月に324万画素カメラ搭載端末を投入
  6月にChina UnicomのCDMA/GMS方式端末を投入
  5月に中国・湖北省と3G端末生産で契約
  5月までにHutchisonへW-CDMA方式端末50万台を納品
 Pantechの動向
  2005年に3,000万台の端末を供給
  7月に310万画素カメラ搭載端末を投入
 SK Teletechの動向
  12月末までに研究開発要員を900名に拡充
  3月に中国で端末生産工場を建設
 7月に約10,000円の端末を投入したSejin
 韓国でも販売されているカシオ計算機製端末

5.その他の動向
 米QUALCOMMの動向
  11月からBREW対応端末による対戦ネットワーク・ゲームが開始
  5月に米QUALCOMMへ動画像圧縮技術を供給したthin multimedia
  3月に中国メーカへの割安な利用料適用が判明
 ICOの動向
  11月から着うた編集サービスにコンテンツの提供を開始
  8月からWELL-BEINGを開始
 韓国事業から撤退したサイバード

6.モバイル・バンキングの動向
 9月からモバイル・バンキングを開始したShinhan Bank
 8月からモバイル・バンキング試験を開始した金融決済院
 モバイル・バンキングが急増中
  表:モバイル・バンキングの利用件数比較
 モバイル・バンキングはLG TeleComが先行
 3月に事業者3社が決済読取装置の互換性で合意

7.MP3対応端末の動向
 11月にMP3対応端末で関係各社と合意
 11月からSK Telecomが音楽配信を先行開始

8.番号ポータビリティ制度の動向
 MNPで上期中にSK Telecomから220万が解約
  表:韓国市場における時差式番号ポータビリティ制度の概要
 第2次MNPでKTFからSK Telecomへ10万移行

9.関連リンク
  表:関連リンク(五十音順)


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