|
「ICケータイの最新動向」
〜どうなるiモード FeliCa!? auとボーダフォンの動向は?〜 |
※PDFファイルはパスワードを設定していますので、右クリックでダウンロードください。
【要約】
NTTドコモが先行開始したiモード FeliCa
NTTドコモが2004年7月10日から、「おサイフケータイ」こと「iモード FeliCa」の提供を開始した。iモード FeliCaは非接触型IC技術の「FeliCa」を基にしたサービスで、ビットワレットの電子マネー「Edy」や電子チケット、ポイント・カードなどを対応端末で利用できる。
ただ、現在のところ。対応端末の品揃えの薄さなどから普及は進んでいない。それに伴い、NTTドコモもサービス・プロバイダの参入を促すため、初期投資資金の負担などの支援策を講じている。
他事業者も早ければ2005年中には参入
一方、KDDIやボーダフォンも参入を伺っている。特にKDDIでは東日本旅客鉄道の「モバイルSuica」搭載に注力しており、サービス提供と同時に対応端末の市場投入を図る構えだ。
また、ボーダフォンも早ければ2005年内に対応端末を市場投入したい意向となっている。すでにITインフラへと成長した携帯電話サービスが、今後は生活インフラへとさらなる進化を遂げる。
【キーワード】
☆先行開始したNTTドコモ!!
※NTTドコモが他社に先駆けて非接触型IC機能サービス「iモード FeliCa」を開始した。
★UIMカード型を開発したKDDI!!
※KDDIはUIMカードに非接触型IC機能を内蔵した試作端末を開発して試験を実施中だ。
☆SDカード型を開発したボーダフォン!!
※ボーダフォンもSDカードに非接触型IC機能を搭載した試作端末を開発して試験を実施している。
【2.非接触型IC対応端末台数推移と予測(2004〜2009年度)】
JR東日本のSuica対応が普及の鍵
非接触型IC対応端末が急速に普及するには、東日本旅客鉄道の「モバイルSuica」の搭載が大きな鍵になるものとみられる。すでにNTTドコモが「iモード FeliCa」を開始しているものの、対応端末の品揃えや本命サービスのモバイルSuicaの未提供などから普及は進んでいない。
【6.東日本旅客鉄道の動向】
2005年度後半にモバイルSuicaが登場
現在、東日本旅客鉄道(JR東日本)が計画している「モバイルSuica」の展開計画は2005年度後半とされる。モバイルSuicaはJR東日本の「イオカード」や定期券、ショッピング機能などを組み込んだ非接触型ICカード「Suica」の機能を搭載したサービスだ。今後、JR東日本ではSuicaを急速にモバイルSuicaに置き換えていくという。
【目次/図表】
要約
キーワード
1.市場概況
NTTドコモが先行開始したiモード FeliCa
他事業者も早ければ2005年中には参入
表:携帯電話事業者の対応状況
2.非接触型IC対応端末台数推移と予測(2004〜2009年度)
JR東日本のSuica対応が普及の鍵
図:非接触型IC対応端末台数推移と予測
表:非接触型IC対応端末台数推移と予測
3.携帯電話事業者の動向
NTTドコモの動向
静かな滑り出しとなったiモード FeliCa
iモード FeliCaの狙いは既存ユーザの囲い込み
表:NTTドコモにおける携帯電話サービスの変遷
今後は遠隔ロック機能を標準搭載
iモード FeliCaは外部インタフェースの最終版?
iモード FeliCa普及に向けた新たな取り組み
表:関係各企業によるiモード FeliCaへの取り組み
7月からiモード FeliCaを開始
表:iモード FeliCa対応端末の主な仕様
FOMAカードにおけるFeliCaチップ搭載の可能性
iモード FeliCaのアンテナ位置は各社各様
表:iモード FeliCa対応端末の電池容量とアンテナ搭載位置
iモード FeliCa対応iアプリの技術資料を公開
表:iモード FeliCaにおける共通とフリー領域の概要
参加企業27社で検証したプレビュ−サービス
表:iモードFeliCaプレビューサービスでの主なアプリケーション
表:iモードFeliCaプレビューサービス参加企業一覧(五十音順)
KDDIの動向
モバイルSuicaの搭載は必須
12月には日立製作所と試作端末を開発済み
ボーダフォンの動向
非接触型ICにSDカード型を採用
SDカード互換の試作端末を開発
4.フェリカネットワークスの動向
FeliCa普及への後押し役
表:フェリカネットワークスの主な事業内容
NTTドコモ以外にも広くライセンスを提供
6月に資本参加したJR東日本
表:JR東日本出資参加後の出資比率の推移
5.サービス・プロバイダの動向
利用促進には時間がかかるiモード FeliCa
ビットワレットの動向
2005年3月までにEdy利用可能店舗数を32,000店舗に拡大
8月に店舗端末でソフトウェア不具合が発生
8月にサイバードと法人向けサービスで提携
冬に端末でクレジット決済が可能なJCBとイオン
端末のみで搭乗を可能にするJAL
全日本空輸の動向
12月からiモード FeliCa対応サービスを開始
国際線で搭乗券交付サービスを開始
12月までにシーモ2を約1,000台設置する日本コカ・コーラ
表:シーモ2の導入メリット
11月に端末で決済試験を行う神奈中ハイヤーなど
セガの動向
9月にクラブセガ大崎の課金方法をEdyに統合
7月にiモード FeliCa向けアプリの配信を開始
秋からSuicaを試験導入するファミリーマート
8月にiモード FeliCa向けの対応を開始したam/pm
8月に端末向け顧客管理システムの提供を開始したSBM
8月に端末でポイント利用を可能にしたヨドバシカメラ
7月に端末でポイント利用を可能にしたビックカメラ
7月に端末で注文や決済を可能にしたソニーファイナンス
表:主なeLIOオ−ダー加盟店参加予定企業(五十音順)
7月に端末でチケット発券が可能になった東宝
7月に端末で利用可能なロッカーの販売を開始したアルファ
早川不動産の動向
10月に端末で施/開錠可能なマンションの分譲を開始
2月に端末で施/開錠などが可能なマンションの賃貸を開始
端末で駐車を可能にするパーク24
第一興商の動向
端末で本格的な歌唱検定が可能に
iモード FeliCa対応端末でカラオケを検討
3月から端末でバスの乗車が可能となった三共システム工房
端末による課金試験を実施しているスカパー
iモード FeliCaを本命とする、ぴあ
端末との連携が可能なATMを開発した日立製作所
Edyケータイのシステム構築を担当した富士通
9月にメール配信システムのレンタルを開始する東光電気
2月にLightHolderへ端末対応機能を追加したNEC
日立ソフトウェアエンジニアリングの動向
8月に端末対応の募金受付システムを共同開発
7月に端末で自社販売サイトの決済を可能に
5月にMobile Edy向け接続モジュールを開発
6.東日本旅客鉄道の動向
2005年度後半にモバイルSuicaが登場
他事業者にもモバイルSuicaを積極推進
モバイルSuicaの商用化に向けた課題
1日約50,000件の利用となった電子マネー対応Suica
9月からSuicaの電子マネー機能対応店舗数が拡大
東日本旅客鉄道以外の鉄道会社の動向
2005年に他ICカードと相互利用を可能にするJR東海
8月からSuicaとICOCAの相互利用が可能に
ICカードの相互利用に向けて団体設立が盛ん
7.安全性の問題
安全性に力を注ぐ富士通
研究が進む顔や虹彩認証
8.関連リンク
表:関連リンク@(五十音順)
表:関連リンクA(五十音順)
|