「mレポート」トップへ戻る。

サイト内検索(Retrieval)

サイト説明(Explanation)
メール・マガジン(Mail Magazine)
ご質問/ご要望(Question/Demand)
既刊案内(Previously)
ニュース・リリース(News Release)
事業者の動向(Carrier)
端末メーカの動向(Handset Maker)
基地局メーカの動向(BTS Maker)
海外の動向(Global)
新サービスの動向(New Service)
新端末の動向(New Handset)
講演会レポート(Lecture)

「Adobe Acrobat Reader」のダウンロード

  

「携帯電話事業者各社の海外動向−2003年度通期−」
〜技術供与を進めるドコモに、国際ローミング先を拡大する2社〜

 

・技術供与へ転換したドコモ!!

・CDMA陣営と協調のKDDI!!

親会社が強いボーダフォン!!
販売開始日:2004年7月23日
ページ数:A4版27頁
ファイル容量:664kB
価格:15,000円(税抜)
クレジット決済向け販売サイトへ 銀行振込向け販売サイトへ

ダウンロードはこちらPDFファイルのダウンロード

※PDFファイルはパスワードを設定していますので、右クリックでダウンロードください。

【要約】

今後はアジア市場に注力化するドコモ
これまでのNTTドコモにおける海外戦略は海外事業者への資本参加と同時に、「iモード」やW-CDMA方式の採用を促す方針となっていた。しかし、たび重なる海外事業者の株価急落により、現在では出資を伴わない形で海外事業者へiモードの技術供与を進めている。今後も技術供与を進めることで利用料収入などを確保し、将来的にはiモード関連の提携をW-CDMA方式サービスにまで拡大させ、端末など資材の共同調達なども検討していく。また、対象となる地域も欧州市場はもとより、今後はアジア市場も中心に据える意向だ。

CDGや米QUALCOMMとの共同展開を図るKDDI
KDDIはNTTドコモのように多額の資金を投下し、自社のみで海外展開することは困難な状況にあるものとみられる。そのため技術推進団体のCDMA Development Groupや米QUALCOMMと共同展開することによって、各国のCDMA方式事業者との連携を図る考えだ。それに伴い、「GLOBAL PASSPORT」対応エリアを拡大していく。なお、CDMA方式陣営の課題となっている欧州市場への展開は、プラスティック・ローミング導入やCDMA2000 1x/GSM方式デュアル・モード端末の市場投入で解決する方針とされる。

デュアル端末を投入済みのボーダフォン
英Vodafoneを親会社に持つボーダフォンは国際ローミングに関し、他事業者に比べて有利な立場にある。市場投入の延期が続いたものの、すでにW-CDMA/GSM方式デュアル・モード端末も投入されている。なお、海外版「Vodafone live!」が2004年3月末に750万を突破し、数年内にはボーダフォンのユーザ数さえ超えてしまう見込みだ。


【キーワード】

☆出資から技術供与へ転換したドコモ!!
※これまでの多額な海外投資損を教訓に、今後は数百億円以上の出資は鳴りを潜め、「iモード」やW-CDMA方式サービスの採用を進めていく。

★CDMA方式陣営と共同展開するKDDI!!
※米QUALCOMMの製品展開に沿って、サービスを提供していると揶揄されるKDDIではあるものの、今後もCDMA方式陣営との連携は欠かせない。

☆英Vodafone Groupが強みのボーダフォン!!
※ボーダフォンは英Vodafone Group各社が欧州各地でサービスを提供している強みがあり、すでにW-CDMA/GSM方式デュアル・モード端末も市場投入済みだ。


【2.NTTドコモの動向】

資本参加以外に3G関連サービスへも投資を拡大

NTTドコモは国内市場が将来的に鈍化するとみられることから、W-CDMA方式の採用を予定している海外事業者への投資や提携などに取り組んでいる。しかし、海外参入の時期が悪く、多額の損失処理をせざるを得なかった。そのため、これまでの通信事業者への直接投資以外に、欧州市場などのW-CDMA方式関連サービスへ展開を拡大させる方針だ。


【3.KDDIの動向】


7月からGLOBAL PASSPORTに加Bell Mobilityを追加

KDDIが2004年7月15日から、国際ローミング・サービス「GLOBAL PASSPORT」の音声ローミングにおいて、加Bell Mobilityと新たに提携を開始した。これに伴い、GLOBAL PASSPORTは韓国(音声/パケット)や米国、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、中国、タイ、台湾など合計12ヶ国/地域、事業者12社でサービスを提供している。


【4.ボーダフォンの動向】


7月に国際ローミング先が100ヶ国/地域へ

ボーダフォンが2004年7月21日に、国際ローミング・サービスの利用できる国/地域が100ヶ国/地域を超えた。今回、中米ではアンティグア・バーブーダやドミニカ、バミューダ諸島、オセアニアではニューカレドニア、アジアではシリア、バーレーンを追加して101ヶ国/地域となっている。


【目次/図表】

要約
キーワード

1.市場概況
 今後はアジア市場に注力化するドコモ
 CDGや米QUALCOMMとの共同展開を図るKDDI
 デュアル端末を投入済みのボーダフォン

2.NTTドコモの動向
 資本参加以外に3G関連サービスへも投資を拡大
  表:主な海外事業者への出資状況
 2007年2月までに英H3G UK株式を売却
 2004年内にGSM方式対応FOMA端末を投入
 7月からアテネでFOMAのデモを開始
 7月にルネサスとFOMA端末向け1チップLSIを共同開発
 7月に米TIとFOMA端末向け1チップLSIを共同開発
 6月に海外版iモードが300万を突破
  表:海外事業者によるiモード開始時期
 6月に豪Telstraとiモード提携
 6月からギリシャCOSMOTEがiモードを開始
 6月に端末プラットフォーム技術検討のOMTPを設立
  表:OMTP Group参加事業者
 6月にタイのMappointAsiaへ出資
 6月からPDC方式向けに着信転送設定を自動化
  表:FOMA/movaにおける国際ローミング・サービスの改定概要
 6月からPDC方式向けにチップ・ローミングを開始
  表:WORLD WALKER G-CARDのサービス概要
 5月に国際複合端末の新規レンタル受付と販売を終了
  表:国際複合端末のサービス概要
 5月から海外ユーザ向けの国際ローミングを開始
  図:Motorola A835
  表:Motorola A835の主な仕様
 5月からWORLD WINGに5ヶ国/地域を追加
 4月にタイの法人向け位置情報関連企業へ出資
 海外子会社を続々と解散
  表:英DCM Capital LDN/英DCM Capital HKG/英DCM Capital 3G HKGの概要
  表:DoCoMo Brasilの概要
  表:英DCM Capital USA/英DCM Capital TWN/Taiwan DoCoMoの概要
 海外版iアプリは503iと504iの中間
  表:DoJaバージョン間の比較
 仏Renault F1 Teamのスポンサーに
 米AT&T Wirelessから新生米Cingularとの関係維持
 2月からFOMAの国際TV電話などを香港に拡大
 12月に中国のベンチャー・ファンドに11億円出資
  表:NTTドコモの海外展開(2003年度下期以降)

3.KDDIの動向
 7月からGLOBAL PASSPORTに加Bell Mobilityを追加
  表:海外におけるGLOBAL PASSPORT対応端末の連続通話/待受時間
 5月に高機能GLOBAL PASSPORT対応端末を投入
  表:主なGLOBAL PASSPORT対応端末の比較
 GLOBAL PASSPORT対応端末の拡充
 GLOBAL PASSPORT対応エリアの拡充
 第2回 CDMA Operator Summitを開催
  表:第2回 CDMA Operator Summitの出席事業者
  表:KDDIの海外展開(2003年度下期以降)

4.ボーダフォンの動向
 7月に国際ローミング先が100ヶ国/地域へ
 6月に木の葉型端末を投入するノキア・ジャパン
  図:Nokia 7600
  表:Nokia 7600/Nokia 6650の主な仕様
 2003年度末に750万超の海外版Vodafone live!
 3月から国際ローミングにグアムを追加
 投入延期が続いたVGS端末
 12月からVodafone Global Rentalを拡充
  表:Motorola V66/SK IM-5200/V801SHの主な仕様
  表:ボーダフォンの海外展開(2003年度下期以降)

5.関連リンク
  表:関連リンク(五十音順)


mレポート」サイト内における文書や写真、イラストなどコンテンツの著作権は、原則として、エムレポートに帰属します。著作権法に定められた引用の範囲を超え、エムレポートに無断で「mレポート」のコンテンツを複製あるいは転載、改変、編集、頒布、販売など行うことはできません。なお、「mレポート」へのリンクはトップページ及び記事ページとも、エムレポートに連絡することなく自由にリンクしていただいて構いません。
Copyright(c) 2003 m-report All rights reserved.