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「北米における携帯電話市場動向−2003年下期−」
〜LNP制度が導入された北米市場 市場再編機運が高まる〜

 

・push-to-talkが人気!!

・ようやくLNP制度を導入!!

米AT&T Wireless身売り!!
販売開始日:2004年2月13日
ページ数:A4版32頁
ファイル容量:740kB
価格:20,000円(税抜)
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【要約】

push-to-talkに、LNP制度
米Verizon Wirelessが2003年8月14日から「Push-to-Talk」、米Sprint PCSも11月から「Ready Link」を開始している。両社とも米Nextel Communicationsの「Direct Connect」に対抗した形だ。また、11月24日には番号ポータビリティ(LNP)制度が導入されている。

LNP制度の導入で再編が進む!?
2003年12月末現在、最大手の米Verizon Wirelessでも24.4%にとどまっており、NTTドコモが56.9%のシェアを獲得している日本市場などと比べて接戦状態にある。こうした市場背景の中、LNP制度が導入されて一段と競争が激しくなることが予想される。


【キーワード】

☆push-to-talkが人気!!
後発事業者もpttサービスを開始したが、米Nextelに見劣りしているのが現状だ。

★ようやくLNP制度を導入!!
導入に至るまでにはさまざまな経緯があり、当初予定から約4年半の歳月が流れた。

☆米AT&T Wireless身売り!!
すでに第2位の米Cingular Wirelessが買収に乗り出している。


【9.LNP制度が導入された米国市場】

3回にわたって延期された米国LNP制度

米国市場で2003年11月24日から、番号ポータビリティ(Local Number Portability:LNP)制度が導入された。LNP制度とは同一地域であれば、現在ユーザが利用している固定や携帯電話の電話番号を保持したまま、他の携帯電話事業者に移行できる制度のことだ。ただ、導入に至るまでにはさまざまな経緯もあった。


【10.米AT&T Wireless買収に向けた各社の動向】

身売りの意思を固めた米AT&T Wireless

米AT&T Wirelessが2004年1月に、同業他社との企業の合併・買収(M&A)や提携の交渉を開始すると発表した。米AT&T Wirelessは同業他社からの提案を広く募って条件を競わせる方針で、アドバイザーとして、投資銀行の米Merrill Lynchと法律事務所の米Wachtell Lipton Rosen & Katzと契約している。すでに両社に対し、売却に向けた米AT&T Wirelessの選択肢に関する調査を依頼しているとされる。


【目次/図表】

要約
キーワード
  図:北米における携帯電話市場
  図:大手米国事業者6社における累積ユーザ数の推移(2002年9月〜2003年12月)
  表:大手米国事業者6社における累積ユーザ数の推移(2002年9月〜2003年12月)
  表/図:2003年12月末における北米市場シェア

1.北米の市場概況
 push-to-talkに、LNP制度
 LNP制度の導入で再編が進む!?

2.米Verizon Wirelessの動向
  表:米Verizon Wirelessの累積ユーザ数
 2006年までに1xEV-DO方式を全米で開始
 欧米間でテキスト・メッセージ交換が可能に
 12月からIMに接続可能なMobile IMを開始
 10月から1xEV-DO方式サービスを開始
 3Gインフラを供給した加Nortel
 8月からpush-to-talkサービスを開始

3.米Cingular Wirelessの動向
  表:米Cingular Wirelessの累積ユーザ数
 NokiaからMMSインフラを導入
 米NextWaveの周波数免許を取得
  表:米Cingular Wirelessが取得したエリア
 携帯電話の通話を固定電話へ転送

4.米AT&T Wireless Servicesの動向
  表:米AT&T Wireless Servicesの累積ユーザ数
 サービスを刷新したmMode
 米Microsoftとモバイル・サービス提供で提携
 米Realから映像ストリーミング技術を取得
 携帯電話ネットワークをEDGE方式に増強
 10月にDoja対応端末を販売開始

5.米Sprint PCSの動向
  表:米Sprint PCSの累積ユーザ数
 米IBMへ5,000〜6,000名を転籍
 12月からビデオ・メール・サービスを開始
 12月からYahoo! Photosにも接続開始
 11月からpush-to-talkサービスを開始
 TV番組をリアルタイムに視聴
 最新スマート・フォンを200ドルで交換
 地域/長距離/携帯電話を一本化
 地域/長距離/携帯電話の統合サービスを開始
 米Realと画像/音声配信サービスで提携

6.米Nextel Communicationsの動向
  表:米Nextel Communicationsの累積ユーザ数
 2月に3G試験を開始
 push-to-talkに競合が続々参入

7.その他の米国事業者の動向
  表:米T-Mobile USAの累積ユーザ数
 Ethernet利用の構内基地局技術を採用した米T-Mobile
 MTVブランドのプリペイド端末の提供を開始した米Virgin

8.米国メーカの動向
 米Motorolaの動向
  China MobileとUnicomから大規模受注
  半導体部門を分離して通信部門へ集中
  英H3Gとスマート・フォンを共同開発
  SymbianOSからJavaやLinuxに集中
  表:英Symbianに対する各社の出資比率
  中国市場向けにLinux搭載端末を販売
  China UnicomのLBS向けに機器を提供
 米Lucent Technologiesの動向
  China UnicomとTelecomから大規模受注
  China Unicomにおける第3期ネットワーク拡張を受注
  露MCCへ3G機器を供給
 米QUALCOMMの動向
  米AOLとBREW利用のコンテンツ配信で提携
  1x方式チップを共同開発した米TIと伊仏STMicro
  三洋電機へW-CDMA/GSM/GPRS方式チップを供給
 TeliaSoneraへも配信インフラを供給した米Real
 2004年push-to-talk対応端末を投入する米Kyocera
 米国に開発拠点を設立した京セラ
 第2四半期にEDGE方式端末を投入するNokia

9.LNP制度が導入された米国市場
 3回にわたって延期された米国LNP制度
 ユーザ引き止めに必死な事業者
 導入初日の事業者変更ユーザは10万未満
 1月末までに4,750件の苦情

10.米AT&T Wireless買収に向けた各社の動向
 身売りの意思を固めた米AT&T Wireless
 非公式に300億ドルを提示した米Cingular
 傘下に収める案が噂されるNTTドコモ
 状況を見守る英Vodafone

11.ゲーム・メーカの参入が続く米国市場
 12月で大手事業者6社に提供済みのタイトー
 12月から米Verizon向けに配信を開始したコナミ
 12月から米Verizon向けに提供を開始したスクウェア

12.関連リンク
  表:関連リンク(五十音順)


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