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「3Gサービスの最新動向B−2003年度通期−」
〜2003年度も独り勝ちの1x方式 2005年度はW-CDMA方式が逆転〜

 

・普及期に入ったFOMA!!

・移行が順調な1x方式!!

今後に期待のVGS!!
販売開始日:2004年10月5日
ページ数:A4版36頁
ファイル容量:1.28MB
価格:21,000円(税込)
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【要約】

900iで普及に弾みがついたFOMA
普及の兆しがみえはじめてきた「FOMA」が、「FOMA 900i」シリーズによって普及に弾みがついた。NTTドコモは900iシリーズ以降、「FOMA F900iT」「FOMA P900iV」「FOMA F900iC」などの派生モデルも投入され、端末の品揃えにも力を入れている。

これまで国内3G市場で圧倒的なシェアを誇ったCDMA2000 1x方式は、その後も堅調にユーザ数を増加させた。一方、「Vodafone Global Standard」は対応端末の少なさなどから、現在でもユーザ数は微々たるものだ。

W-CDMA方式陣営の巻き返し
従来、国内3G市場ではCDMA2000 1x方式が大きな勢力を握っていた。しかし、今後は普及に弾みがついた「FOMA」の追い上げが予想される。弾みの要因となった900iの後継である「FOMA 901i」シリーズや、普及を後押しする廉価版FOMA端末などの市場投入が目白押しだ。

これまで勢いのなかった「Vodafone Global Standard(VGS)」も、2004年冬以降、GSM方式とのデュアル・モード端末など7機種が投入される。一方、1x方式による3G化が順調に進んだKDDIは好調さを持続させつつ、今後もauユーザ数全体を押し上げていくものとみられる。


【キーワード】

☆普及期に入ったFOMA!!
※「FOMA 900i」シリーズの市場投入以降、「FOMA」の普及に大きな弾みがついた。

★移行が順調な1x方式!!
※2003年度下期もCDMA2000 1x方式の好調さは失われず、毎月の純増数でNTTドコモを凌ぐことも多々あった。

☆今後に期待のVGS!!
※対応端末の市場投入延期や品揃えなどにより、「Vodafone Global Standard」ユーザの獲得は振るわなかった。


【2.3Gユーザ数の推移と予測(2003〜2008年度)】

2005年度にはW-CDMA方式がCDMA2000 1xを逆転

2003年度末における国内3G市場のシェアはKDDIのCDMA2000 1x方式が80.9%、NTTドコモの「FOMA」は18.3%、ボーダフォンの「Vodafone Global Standard(VGS)」が0.8%となった。1x方式の好調さやFOMA普及への立ち上がりがみえる中、VGSの不調が浮き彫りとなっている。


【6.その他の動向】

FOMAで保守作業を遠隔支援するNEC

NECが伝送装置やコンピュータなどの保守現場に「FOMA」端末を導入し、サービス部隊の情報化を促す。サービス現場と社内の熟練技術者をFOMAで結び、保守作業に関する問い合わせや現場への指示などを動画で常時やり取りする。

※なお、同レポートは「携帯電話事業者各社の国内動向−2003年度通期−」や「携帯電話事業者各社の海外動向−2003年度通期−」、「基地局関連メーカ各社の動向−2003年度通期−」などからの引用に加え、2003年度通期以降の主な動向を追加しました。


【目次/図表】

要約
キーワード
  図:3Gサービスの現状と今後のシェア

1.市場概況
 900iで普及に弾みがついたFOMA
 W-CDMA方式陣営の巻き返し

2.3Gユーザ数の推移と予測(2003〜2008年度)
 2005年度にはW-CDMA方式がCDMA2000 1xを逆転
  図:3Gユーザ数の推移と予測(エムレポート推定)
  表:3Gユーザ数の推移と予測

3.NTTドコモの動向
 9月末にFOMAユーザが650万を突破
  表:FOMAユーザの推移
  図:NTTドコモのFOMAユーザ数の推移(2003年10月〜2004年3月)
  表:NTTドコモのFOMAユーザ数の推移
  図:NTTドコモのFOMAユーザ数の推移(2004年4月〜2004年8月)
  表:NTTドコモのFOMAユーザ数の推移
 2006年度中にFOMAを2,500万台に
 FOMA新機種の投入計画
  表:今後のFOMA端末の市場投入計画
 2G/800MHz帯を利用可能なFOMA端末を投入
 地方や過疎地域で800MHz帯のFOMAを展開
 2004年度下期には901iを投入
 2004年内にGSM方式対応FOMA端末を投入
 2004年内にNokiaから廉価版FOMA端末を調達
 秋にFOMA/無線LANデュアル端末をシステムで販売
  表:N900iLの仕様
 9月にFOMA版らくらくホンを投入
  表:FOMAらくらくホンの主な仕様
 9月からFOMAにビジネスプランを拡大
 8月に米MotorolaなどとFOMA端末の共同開発で合意
 8月にFOMA向けDoJaの共同開発で合意
 7月に米TIとFOMA端末向け1チップLSIを共同開発
 7月にルネサスとFOMA端末向け1チップLSIを共同開発
 7月からFOMAのiショット機能を拡大
 FOMAに最新版TRONを搭載
 地球環境に配意したFOMA基地局の運用を開始
  表:DoCoMoエコタワーの概要
 FOMA/movaなどの商品企画体制を一元化
  表:新設されるプロダクト&サービス本部の各組織概要
 6月にFOMA基地局の増強工事を実施
  表:FOMAにおけるサービス・エリアの推移
 FOMAの派生モデルを投入
  表:F900iT/P900iV/N900iSの主な仕様
  表:F900iT/P900iV/N900iSの主な特長
 6月1日からiモードの定額制を開始
  表:パケ・ホーダイの対象となる基本プラン概要
 4月からXwave対応PacketWalkerの販売を開始
 5月から海外ユーザ向けの国際ローミングを開始
 FOMAネットワークのIP化を促進
 3月に法人向けサービスなどを拡充
 2月からFOMAの国際TV電話などを香港に拡大
 11月にFOMAによるラジオ中継システムの開発を発表

4.KDDIの動向
 8月に1,800万ユーザを突破
  表:auユーザの推移
  図:KDDIのCDMA2000 1x方式ユーザ数の推移(2003年10月〜2004年3月)
  表:KDDIのCDMA2000 1x方式ユーザ数の推移
  図:KDDIのCDMA2000 1x方式ユーザ数の推移(2004年4月〜2004年8月)
  表:KDDIのCDMA2000 1x方式ユーザ数の推移
 9月から明電舎と遠隔監視/制御システムの販売を開始
 2004年度後半に800MHz/2GHz帯デュアル端末を投入
 8月からEZフラットを改定してダブル定額に
  表:ダブル定額のサービス概要
 7月から個人向けストリーミングの提供を開始
 2GHz帯データ通信が東名阪で利用可能に
  表:2GHz帯における1xEV-DO方式のサービス概要
  表:2GHz帯における1xEV-DO方式のサービス・エリア
 3月に1X WINエリアを拡大
  表:1X WINの下り最大2.4Mbps通信対応エリア
 EZフラット利用の簡易監視システムを提供
 2003年11月末からEZフラットを開始
  表:CDMA 1X WINの音声型端末の対象となる基本プラン概要

5.ボーダフォンの動向
 2004年度にVGSで100万獲得
  図:ボーダフォンのVGSユーザ数の推移(2003年10月〜2004年3月)
  表:ボーダフォンのVGSユーザ数の推移
  図:ボーダフォンのVGSユーザ数の推移(2004年4月〜2004年8月)
  表:ボーダフォンのVGSユーザ数の推移
 12月に前ドコモ副社長が社長に就任
 冬にVodafone Group共通のVGS端末を市場投入
  表:902SH/802SH/802SE/802Nの主な仕様
  表:702NK/702MO/702sMOの主な仕様
  表:902SH/802SH/802SE/802N/702NK/702MO/702sMOの通信方式
 7月からVGS端末を内線電話に
  表:Vodafone Mobile Officeの料金体系
 7月にVGSエリアの拡充などを実施
  表:7月におけるサービス・エリア拡充地域
 地下鉄でのエリア化を推進
 2003年度末にVGSエリアが全国99.5%を達成
 3月から国際ローミングにグアムを追加
 12月からVodafone Global Rentalを拡充
  表:Motorola V66/SK IM-5200/V801SHの主な仕様

6.その他の動向
 FOMAで保守作業を遠隔支援するNEC
 7月に全駅で3G端末を利用可能にした東京メトロ
 3G端末開発強化で研究棟を新設したシャープ

7.関連リンク
  表:関連リンク(五十音順)


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