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「小霊通の最新動向−中国版PHS−」
〜すでに日本市場を超え、世界最大のPHSサービス市場へ〜 |
固定電話の補充かつ延長!!
中小都市では全面展開済み!!
大都市での展開は微妙!!
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販売開始日:2003年4月9日 |
ページ数:A4版22頁 |
ファイル容量:336kB |
価格:15,000円(税抜) |
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【要約】
すでに日本市場を凌ぐ小霊通
小霊通はChina Telecom(中国電信)とChina Netcom(中国網通)が地方都市で開始させたPHSサービスだ。すでに中国全土20省300以上の都市で普及しており、中小都市では全面的にサービスが開始されている。日本では定額制データ通信サービスとして確立されてきたが、中国ではPHS方式を採用したWLL(Wireless Local Loop)として、音声利用の普及が進んでいる。すでに中国国内のユーザ数は2002年12月末で1,200万を獲得し、日本市場の557万を大きく上回っている。
中国政府の政策次第で小霊通普及が左右
中国の情報産業部では小霊通が固定電話サービスの補完であり、延長だと捉えているが、ユーザにとっては携帯電話サービスと何ら変わることはなく、単方向課金を実現している点で魅力的なサービスとなっている。現在も情報産業部は大都市における小霊通展開を認可する方向にはないとされる。ただ、市場ニーズを考えると、小霊通の大都市における展開は必須ともいえ、情報産業部が方針を転換するのかに注目が集まる。
【キーワード】
☆小霊通は固定電話ネットワークの補充かつ延長!!
情報産業部では小霊通が固定電話サービスの補完であり、延長だと捉えており、小霊通に慎重な姿勢をみせている。
★中小都市では全面展開済み!!
すでに小霊通は中国全土20省300以上の都市で普及しており、中小都市では全面的にサービスが開始され、2002年12月末で1,200万のユーザを獲得している。
☆大都市での展開は微妙!!
情報産業部は大都市における小霊通展開を認可する方向にはないとされるが、通信事業者各社が上海市などの大都市で小霊通を開始させるのを容認している状況だ。
【市場規模】
現在、中国では固定電話サービスの補完手段として、小霊通の採用が急速に進んでおり、爆発的な普及が見込めるものとみられる。小霊通は端末価格や基本料、通話料が携帯電話サービスの半額程度と低廉なこともユーザ数拡大に寄与しているという。ただ、携帯電話ユーザ数の2億628万と比較すると、2002年の小霊通ユーザは1,200万程度で、携帯電話サービスの6%と市場規模は非常に小さい。
【目次/図表】
要約
キーワード
図:アジアにおけるPHS市場
1.市場概要
すでに日本市場を凌ぐ小霊通
中国政府の政策次第で小霊通普及が左右
2.ユーザ数の推移と予測(2001年〜2004年)
図:小霊通の累積ユーザ数推移と予測
表:小霊通の累積ユーザ数推移と予測
表/図:2003年の移動体通信市場の内訳
小霊通の普及拡大要因
・単方向課金
・低価格な利用料
・少ない電磁波
・廉価な設備投資
小霊通の普及阻害要因
・情報産業部による見解
・ローミング
・携帯電話サービスの単方向課金
3.小霊通事業者の動向
小霊通への100億元の投資
China Telecom
試験運用を開始したShanghai Telecom
小霊通展開を検討しているGuangzhou Telecom
China Netcom
5月以降に北京で開始が待たれるBeijing Communications
4.携帯電話事業者の動向
China Mobile
神州大衆口を開始したGuangzhou Mobile
China Unicom
準単方向課金を開始させたChina Unicom
聯通小霊通を開始させたGuangzhou Unicom
5.メーカの動向
米UTStarcom
中国の小霊通に注力する米UTStarcom
表:米UTStarcomの生産台数推移
小霊通と携帯電話のデュアル端末を投入
China Netcomへ小霊通設備を供給
TD-SCDMA方式にも積極展開する米UTStarcom
中国向け販売に注力する三洋電機
図:三洋電機のPHS基地局販売台数推移(2001年〜2003年)
表:三洋電機のPHS基地局販売台数推移
米UTStarcomを通じ中国向け販売を拡大する三菱電機
アジア向けLSI事業を強化する沖電気工業
中国事業を拡大する富士通アイ・ネットワークシステムズ
6.その他の動向
情報産業部の方針
事業者に弱腰な情報産業部
China Unicom以外にも通信事業ライセンスを交付
PHSによる国際ローミングは日本にも吉報
表:DDIポケットとFITELとの関係
7.台湾の市場動向
50万のユーザを獲得したFITEL
台湾でPHSサービスが開始された背景
データ通信利用も拡大傾向
台湾における普及状況
8.関連リンク
表:関連リンク(五十音順)
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