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「ケータイにおける赤外線通信の利用動向A」
〜搭載端末は増えるものの普及進まず、キラー・アプリは何?〜 |
NTTドコモとKDDIは注力!!
mコマースに期待!!
2002年度は1,200万台!!
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販売開始日:2003年3月12日 |
ページ数:A4版26頁 |
ファイル容量:432kB |
価格:15,000円(税抜) |
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【要約】
未だブレイクには遠く...
これまで赤外線を利用したサービスには、日本コカ・コーラの「iモード」対応自動販売機「Cmode」やアイワイバンク銀行の「モバイルキャッシュカード」、第一興商の通信カラオケ「DAM」、ゲオとインデックスのレンタル・ビデオ会員管理システムなどがあった。しかし、現在の赤外線通信搭載端末における使い勝手の悪さからか、ユーザが便利に利用しているという声はあまり聞こえない。しかも赤外線通信を利用したソリューションやハードウェアの開発者でさえ、できるだけ搭載してみるという状況だ。
シール・プリントで赤外線通信の認知度向上!?
しかし、カメラ搭載端末の普及に相乗りするように、各社からシール・プリント・サービスが続々と提供される。シール・プリント・サービスは赤外線通信や各種メモリ・カード、ケーブルを介し、画像データを専用機器に送信し、機器から印刷させるサービスだ。各社の参入が相次ぎ、2003年4月には多くのサービスが登場する。こうした身近なサービスが携帯電話端末による赤外線通信を一般化させる可能性も高い。
【キーワード】
☆NTTドコモとKDDIは注力傾向、J-フォンにも動きが...!!
いち早く赤外線通信を標準搭載させたNTTドコモに、クレジット決済サービス試験などを開始するKDDI。ようやくJ-フォンも動きがみられる。赤外線通信との組み合わせで「Java」アプリの応用範囲を広がる考えだ。
★mコマースに期待!!
KDDIの「Kei-Credit」試験が2003年3月から開始され、アイワイバンク銀行の「モバイルキャッシュカード」も2003年半ばに開始が予定されている。なお、アコムも2003年にサービス開始を予定しており、野村証券や第一生命保険なども検討しているとされる。
【市場規模推移と予測】
表:赤外線通信機能搭載の携帯電話数の推移と予測(単位:万台)
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2002 |
2003 |
2004 |
2005 |
2006 |
2007 |
携帯電話 |
7,500 |
本レポートにて掲載 |
9,100 |
赤外線搭載 |
1,200 |
4,800 |
※著者推定。
前回、NTTドコモの調査から2002年度は1,000万の普及が見込めるものと予測していたが、2002年10月末頃でNTTドコモの赤外線搭載端末は合計300万台強となっている。なかなかNTTドコモの予想どおりに普及が進まず、そのため2002年度は前回予測の30%減となる700万程度の普及が見込まれる。その結果、2002年度は合計1,200万台程度の赤外線搭載端末が市場に出回るものとみている。
【目次/図表】
要約
キーワード
図:レポート全体を表現するイメージ
表:NTTドコモの主な赤外線通信機能搭載の携帯電話端末
1.市場概要
未だブレイクには遠く...
シール・プリントで赤外線通信の認知度向上!?
表:各社のシール・プリント・サービスの比較
2.市場規模推移と予測(2002年〜2007年)
図:赤外線通信機能搭載の携帯電話数の推移と予測
表:赤外線通信機能搭載の携帯電話数の推移と予測
3.携帯電話事業者の動向
NTTドコモ
投入端末には赤外線通信機能が搭載
KDDI
法人/個人向けにそれぞれ展開
J-フォン
赤外線には懐疑的!?
4.サービス提供企業の動向
シール・プリント・サービスが続々開始
NEC:「PRIMODE」
日商岩井/神鋼商事:「Cat パラダイス」
オムロン:「ケータイ撮即プリント」
三菱電機:「めるってプリ」
アトラス:「ケータイdeプリクラ 写ミーゴ」
日本コカ・コーラ:「Cmode」
アイワイバンク銀行:「モバイルキャッシュカード」
第一興商:「DAM」
KDDI/ジェーシービー/トヨタファイナンス/三井住友カード/ユーシーカード:
「Kei-Credit」
表:クレジット・カード各社の試験形態の種類
KDDI/西濃運輸/セイノー情報サービス/カシオ計算機/日立モバイル:「貨物追跡サービス」
NECソリューションズ:「モバイル電子チケット・会員証サービス基盤システム」
ガリレオゼスト/富士電機/イー・ファルコン:「DegiMa
Vender System」
リンク・エボリューション:「決済システム」
5.海外の動向
淑明女子大学:「モバイル・キャンパス」
香港:「OCTOPUS」
6.赤外線通信関連の動向
ぴあが電子チケット事業へ参入
電通とNECがインデックスへ資本参加
7.赤外線通信の行方
IrDAの高速版、IrBurstの標準化が進行中
赤外線通信の互換性の問題
Bluetoothの行方
Bluetoothの普及が進む
NTTコムウェア/兵庫県立歴史博物館:「Indoor
Navigationシステム」
東芝が自動接続技術を開発
表:主な無線通信規格の特長
8.関連リンク
表:関連リンク(五十音順)
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