「mレポート」トップへ戻る。

サイト内検索(Retrieval)

サイト説明(Explanation)
メール・マガジン(Mail Magazine)
ご質問/ご要望(Question/Demand)
既刊案内(Previously)
ニュース・リリース(News Release)
事業者の動向(Carrier)
端末メーカの動向(Handset Maker)
基地局メーカの動向(BTS Maker)
海外の動向(Global)
新サービスの動向(New Service)
新端末の動向(New Handset)
講演会レポート(Lecture)

「Adobe Acrobat Reader」のダウンロード

  

「ケータイにおける地上デジタル放送の動向」
〜試作端末登場!! 視聴ニーズも十分!! しかし開始は未定!?〜

 

・試作端末が続々!!

・開始時期は未定!!

・視聴ニーズ高し!!
販売開始日:2003年9月2日
ページ数:A4版21頁
ファイル容量:416kB
価格:15,000円(税抜)
クレジット決済向け販売サイトへ 銀行振込向け販売サイトへ

ダウンロードはこちらPDFファイルのダウンロード

※PDFファイルはパスワードを設定していますので、右クリックでダウンロードください。

【要約】

12月1日から地上デジタル放送が開始
地上デジタル放送が2003年12月1日から、東京や名古屋、大阪の3大都市圏で開始される。これまでの地上アナログ放送に比べ、地上デジタル放送は映像や音声の品質が向上する以外に、チャンネル数も拡大され、データ放送によるテレビのマルチメディア化が進むものとみられている。また、通常の固定型テレビの他に携帯電話端末への放送も可能になる。従来の地上アナログ放送では受信画像が安定しづらく、世界でもSamsung Electronicsが製品化している程度であった。

携帯電話向けは開始時期が未定
携帯電話向け放送がメリットとともいえる地上デジタル放送であるが、開始時期はみえていない状況だという。行政としての準備は完了しているものの、映像圧縮技術のMPEG-4を巡るライセンス料の問題から、民間で映像圧縮方式などを検討しているためだ。一方、端末メーカなどは続々と試作端末を発表し、試作端末での成果を踏まえ、さまざまな仕様が固まるのを待つ姿勢だ。また、地上デジタル放送の利用意向度調査によると、多くの回答者が利用意向を示しており、早期的な開始が待ち望まれている。


【キーワード】

☆試作端末が続々!!
KDDI研究所とNHK放送技術研究所の「TVMobile(仮称)」、「FOMA N2051」ベースのNEC、90分視聴可能な三洋電機と、試作端末の発表が相次いで行われている。

★開始時期は未定!!
MPEG-4を巡るライセンス料の問題から映像圧縮方式の仕様が決定できず、未だに携帯電話向け地上モバイル放送の開始時期は未定だ。しかし、試作端末を開発したメーカなどでは、2005年を視野に商用端末化を進めている。

☆視聴ニーズ高し!!
東京放送と博報堂、松下電器産業の3社が2002年11月に実施した視聴意向調査では、多くの回答者が利用意向を示したという。地上デジタル放送が携帯電話ユーザに受け入れられる可能性が高いことが予想されている。


【5.地上デジタル放送における課題】

MPEG-4のライセンス料が大きな壁

試作端末も続々と開発され、いよいよモバイル向け地上デジタル放送の開始も視野に入りつつある。しかし、放送開始には大きな壁が待っていた。それはモバイル機器の大きさや重さ、バッテリでもなく、映像圧縮技術のMPEG-4であった。MPEG-4は低ビット・レートで配信が可能なため、携帯電話向け動画配信に適している圧縮技術だ。当初、NHKや日本民間放送連盟(民放連)もMPEG-4を採用しようとしていたが、MPEG-4のライセンス料に問題が発生した。


【6.モバイル放送の動向】

衛星放送を提供するモバイル放送

モバイル放送が2003年7月25日から、2004年の本格放送に向けた実証試験を開始した。“日本中でどこでも聴ける、みられる放送サービス”というキャッチ・フレーズの基に、日本全国で視聴が可能なデジタル静止衛星を利用した移動体向け放送サービスだ。2003年11月からは試験放送へ移行させ、2004年春に本格放送を開始する計画となっている。


【目次/図表】

要約
キーワード

1.これまでの流れ
 12月1日から地上デジタル放送が開始
  表:地上デジタル放送の比較
 携帯電話向けは開始時期が未定

2.推測される市場規模
 80%以上のユーザが視聴を希望
  表:放送視聴意向度
  表:インタラクティブ機能利用意向度
  表:利用意向度の上位4サービス・イメージ
  表:利用したい場所(調査対象者全体)
  表:携帯電話向け放送の予想視聴時間帯(調査対象者全体)

3.事業者の動向
 ひとまずPDAサイズで試作したKDDI
  表:想定される番組コンテンツ
 将来は携帯電話端末まで小型化するKDDI
 試作端末の開発進むNTTドコモ

4.端末メーカの動向
 N2051をベースに試作したNEC
  表:NECにおける試作端末の主な仕様
 2005年の商用化を目指すNEC
 90分視聴可能な端末を試作した三洋電機
  表:三洋電機における試作端末の主な仕様
 2005年の開始時に端末を投入する三洋電機
 ダイバー・シティと低消費電力で差別化した三洋電機

5.地上デジタル放送における課題
 MPEG-4のライセンス料が大きな壁
 柔軟な姿勢で策定を待つ端末メーカ
 MPEG-4、H.264に続きDVB-X方式も登場!?

6.モバイル放送の動向
 衛星放送を提供するモバイル放送
  表:地上デジタル放送とモバイル放送との違い
 開始当初にPDAと車載型を投入
 静止衛星を利用した実証実験が続く
 開始当初から66チャンネルを提供
  表:予定番組コンテンツ一覧
 放送よりも一足早い地上デジタル・ラジオ

7.韓国の動向
 すでにSKとKTFが有料TV番組配信を提供
 6月からは無料で地上放送が視聴可能に
  表:SCH-X820の主な仕様
 2004年5月からモバイル放送が視聴可能に
 情報通信部も無料TV番組配信サービスを推進

8.関連リンク
  表:関連リンク(五十音順)


mレポート」サイト内における文書や写真、イラストなどコンテンツの著作権は、原則として、エムレポートに帰属します。著作権法に定められた引用の範囲を超え、エムレポートに無断で「mレポート」のコンテンツを複製あるいは転載、改変、編集、頒布、販売など行うことはできません。なお、「mレポート」へのリンクはトップページ及び記事ページとも、エムレポートに連絡することなく自由にリンクしていただいて構いません。
Copyright(c) 2003 m-report All rights reserved.