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「定額制データ通信サービスの最新動向」
〜AirH"が市場を牽引 NTTドコモも春に新規参入〜
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春にはNTTドコモと鷹山も!!
2002年度は115万強!!
MVNOは法人向けに特化!! |
販売開始日:2003年1月27日 |
ページ数:A4版23頁 |
ファイル容量:496kB |
価格:15,000円(税抜) |
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【要約】
旧アステル数社が先駆けて定額制サービスを導入
今や携帯電話市場は7,351万ものユーザを獲得し、巨大な移動体通信サービスとなった。一方、PHSサービスは携帯電話サービスに押され、最盛期の700万から一時は558万までに市場は落ち込んだ。しかし、この減少傾向に歯止めをかけるサービスが登場した。PHSによる定額制データ通信サービスだ。2000年3月以降、旧アステル各社がサービスを開始させており、2001年6月にはDDIポケットとケイ・オプティコムも追随している。
DDIポケットの盛況に、NTTドコモも参入を決定
先駆的に開始された旧アステル各社の定額制データ通信サービスであったが、サービス・エリアや月額利用料、通信速度などの面から加入は伸び悩んでいた。一方、DDIポケットとケイ・オプティコムのサービスは好調で、PHS定額制データ通信サービス市場を活性化させたともいえる。定額制データ通信サービスが盛況を記録する中、ようやくNTTドコモも定額制サービスに対する重い腰を上げ、2003年春にも開始させる計画だ。なお、鷹山も2003年春以降の開始に向け、すでに2002年12月から300人のモニターと協力して実験を開始している。
【キーワード】
☆2003年春にはNTTドコモと鷹山も定額制サービスを開始!!
音声通話からデータ通信サービスへのシフトを果たしたPHS事業者。その結果、PHS市場は落ち込みに歯止めをかけることができ、DDIポケットなどが定額制サービスを開始させたことで、さらなるデータ通信ユーザの獲得に成功した。こうした盛況を受け、NTTドコモもいよいよ定額制サービスを開始させるに至った。
★PHS定額制データ通信サービス市場は115万強!!
2001年度のPHS定額制データ通信サービス市場は、DDIポケットとケイ・オプティコムがメインとなっており合計30万強の市場と推測される。2002年度は2001年度から大きく拡大し、115万強までにユーザが増加するものとみられる。2003年度以降もNTTドコモや鷹山の参入が計画されており、音声市場とは対照的に拡大傾向にありそうだ。
☆MVNOは法人向けに特化で低価格に提供!!
法人ユーザは一契約で多くの回線利用を見込めるため、128kbpsの月額利用料は6,000円台とDDIポケットの9,000円程度に比べ、低料金を実現している。あまりの低価格に対象外の個人ユーザからの問い合わせも多かったとされる。また、法人ユーザ向けのサービスが多いとされるMVNOであるが、日本通信やソニーコミュニケーションネットワークは個人ユーザも対象にしている。
【市場規模】
表:PHS事業者による定額制データ通信サービス・ユーザ数の推移と予測
(単位:千)
年度 |
2002 |
2003 |
2004 |
2005 |
2006 |
2007 |
DDIポケット |
1,000 |
本レポートにて掲載 |
2,500 |
旧アステル各社 |
150 |
820 |
NTTドコモ |
− |
1,100 |
合計 |
1,150 |
4,420 |
※▲は微量。著者推定。
2001年度(2002年3月期末)のPHS事業者による定額制データ通信サービス・ユーザ数は、DDIポケットが24万強、ケイ・オプティコムは65,000強、旧アステル数社を合わせて30万強と推測される。2002年度は115万強までにユーザが増加し、2003年度もNTTドコモや鷹山の参入もあり、2002年度と同等の純増が見込めそうだ。
【定額制データ通信サービスの行方】
2003年春以降にNTTドコモも参入
いよいよNTTドコモがPHS定額制データ通信サービスを開始させる。ユーザ数が減少傾向にあったNTTドコモが法人ユーザからの要望に応えた恰好だ。一部報道では、64kbpsの通信速度で月額4,000円台にするとされている。基本的に通信方式は回線交換方式であるが、無線アクセス・ラインはパケット通信方式と同じようなもので、交換機を経由せずにIPネットワークに接続させることで、周波数の有効利用を図る。
【目次/図表】
要約
キーワード
図:定額制データ通信市場の概要図
表:各社のPHS定額制データ通信サービス一覧
1.市場概要
旧アステル数社が先駆けて定額制サービスを導入
DDIポケットの盛況に、NTTドコモも参入を決定
2.定額制データ通信サービス・ユーザ数の推移と予測
定額制データ通信サービス・ユーザ数の推移と予測(2002〜2007年)
図:PHS事業者による定額制データ通信サービス・ユーザ数の推移と予測
表:PHS事業者による定額制データ通信サービス・ユーザ数の推移と予測
3.DDIポケット
データ通信を02年度に130万、03年度は200万
図:DDIポケットの累積ユーザ数の推移と予測
表:DDIポケットの累積ユーザ数の推移と予測
端末ライン・アップ拡充
定額制以外に準定額制を開始
表:DDIポケットのAirH"料金プラン一覧
年度末までに500社への導入を目指す
4.旧アステル各社
(1)ケイ・オプティコム
引き続きeo64エアが好調
図:ケイ・オプティコムの累積ユーザ数の推移と予測
表:ケイ・オプティコムの累積ユーザ数の推移と予測
(2)鷹山
2003年春以降に定額制を商用化
図:鷹山の累積ユーザ数の推移と予測
表:鷹山の累積ユーザ数の推移と予測
準定額制も70%のユーザをカバー
(3)その他
道央圏のみでの提供のHOTnet
利用時間帯制限ありとなしのSTNet
月額2,960円という業界最安値のHTNet
エリア外でも従量制で利用可能なTOHKnet
表:旧アステル各社のPHS定額制データ通信サービス一覧
5.MVNO
システム・ソリューションとしてのMVNO
表:MVNO各社の定額制データ通信サービス(128kbps)一覧
(1)日本通信
当初は法人、現在は個人もターゲットに
法人市場への展開も強化
(2)京セラコミュニケーションシステム
すでに複数の大口ユーザを獲得
(3)三菱電機情報ネットワーク
さらなる法人需要の開拓を推進
(4)NTTPCコミュニケーションズ
日本通信からのMVNOで事業展開
(5)NTTコミュニケーションズ
月額利用料は業界最安値
(6)富士通
システム・ソリューションの一環で開始
(7)ソニーコミュニケーションネットワーク
個人ユーザを取り込むSCN
6.定額制データ通信サービスの行方
2003年春以降にNTTドコモも参入
表:PHS事業者の準定額制データ通信サービス一覧
携帯電話では定額制は不可能
高速化の現状
無線LANとのパッケージ・サービス
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