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「中国における携帯電話市場動向」
〜普及率は約15%でも世界第1位の携帯電話ユーザ数〜 |
China
Mobile
・世界第1位のユーザ数!!
躍進続く中国メーカ!!
China Unicom
・中国2位はNTTドコモを凌ぐ!!
2003年に3G免許の供与!! |
販売開始日:2003年3月25日 |
ページ数:A4版28頁 |
ファイル容量:496kB |
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【要約】
2001年7月から世界一の携帯電話市場となった中国
現在、中国ではChina Mobile(中国移動)とChina Unicom(中国聯合通信)の2社が携帯電話サービスを提供している。2002年1月からChina UnicomがCDMA(Code Division Multiple Access)方式サービスを開始し、5月にはChina MobileがGPRS(General Packet Radio Service)方式ネットワークを開始した。10月にはChina MobileがMMS(Multimedia Messaging Service)である「彩信」を全国開始させ、China Unicomもこれに対抗し、広東省で「彩e」を開始している。すでに両社の携帯電話ユーザ数は2001年7月に米国を超え世界一となり、現在は2億超となった中国市場は世界最大の携帯電話市場となっている。
SMSの人気に続き、MMSもサービス開始
現在、中国の携帯電話サービスで多く利用されているのはSMS(Short Messaging Service)と音声通話で、着信メロディもブレイク寸前だとされている。2002年に入り、データ通信量が激増しており、データ通信サービスへの需要も急増している。また、中国では約13億の人口のうち10%程度が富裕層とされており、高額な端末を購入するのも富裕層だとされる。しかし、10%程度といっても日本の総人口に匹敵する人口であり、どれほど中国市場が魅力的な市場であるのかがみえる。さらに中国では「Java」サービスが開始されていないにも関わらず、Java対応端末である「Nokia 7650」や「Motorola T720」の販売は好調とされる。新サービスが開始されたら、いち早く体験したいという新しもの好きな気質は日本に似ているようだ。
【キーワード】
☆世界第1位のユーザ数を誇るChina Mobile!!
China MobileはGSM方式サービスを提供する世界最大手の携帯電話事業者で、世界で1億8,000万を超すGSM方式ユーザの約80%が、China Mobileのサービスを利用している。中国市場でも70.4%のシェアを獲得している。
★躍進続く中国メーカ、日本メーカもいよいよ本腰!!
これまで中国市場は欧米メーカが上位を占めていたが、中国メーカの市場シェアが急伸しており、1999年のわずか2%から2001年には15%にまで上昇した。一方、MMS対応端末の需要が中国でも芽を出しはじめており、日本メーカ勢の今後に期待がかかる。
☆中国第2位のChina UnicomでもNTTドコモを凌ぐ!!
China Unicomは中国第2位の携帯電話事業者で、中国全土におけるCDMA方式ネットワーク運営ライセンスを中国で唯一保有し、2002年1月からCDMA方式サービスを開始した。現在、携帯電話ユーザ数は6,500万以上となっている。
【3Gサービスの計画】
2003年に3Gライセンスの供与が開始
中国政府が2003年内にも大手携帯電話事業者に対し、3G免許を交付する方針だ。交付される3G免許にはW-CDMAやCDMA2000方式以外に、中国が独自開発してきたTD-SCDMA方式も含まれる。3G免許はChina MobileとChina Unicomの2社に加え、市内や長距離など固定電話事業を提供しているChina TelecomとChina Netcomの計4社に交付する案が有力とされる。2社に新規参入を認めることで事業者間の競争を促し、料金の引き下げを促す。
【目次】
要約
キーワード
図:中国における携帯電話市場
図:中国の携帯電話ユーザ数推移(2002年9月〜2003年1月)
表:中国の携帯電話ユーザ数推移
表/図:通信方式別ユーザ数推移
1.市場概要
2001年7月から世界一の携帯電話市場となった中国
SMSの人気に続き、MMSもサービス開始
2.ユーザ数の推移と予測(1998年〜2003年)
図:China MobileとChina Unicomのユーザ数の推移と予測
表:China MobileとChina Unicomのユーザ数推移
表:2002年の中国の事業者別売上高シェア
3.携帯電話端末の生産動向
中国メーカの急伸、市場シェアが30%にまで成長
韓国メーカ、Samsungなども絶好調
日本メーカは苦戦、MMS流行で今後に期待
4.China Mobile
図:China Mobileのユーザ数の推移(1998年〜2002年)
表:China Mobileのユーザ数推移
8月からM-ZONEを開始
パケット方式のMonternetも開始
値下げキャンペーンを実施
携帯電話でクレジット・カード機能
5.China Unicom
図:China Unicomのユーザ数の推移(1998年〜2002年)
表:China Unicomのユーザ数推移
CDMA2000 1x方式への設備購入に1,500億円
SK Telecomと合併会社を設立
2003年内にもTV電話サービスを開始
Microsoft Chinaと提携
BREW普及に向け関連会社を次々に設立
2003年4月以降にGSM 1x方式試験を開始
6.3Gサービスの計画
2003年に3Gライセンスの供与が開始
中国独自のTD-SCDMA方式に注力
TD-SCDMA方式に関するメーカの動向
TD-SCDMA産業連盟の設立
TD-SCDMA方式端末が2003年末に登場!?
TD-SCDMA方式のメリット/デメリット
3G端末に注力するHuawei
4Gサービスの動向
7.その他の動向
端末開発の強化を図る中国メーカ
表:中国メーカにおける2003年の端末生産計画
2006年までに約1兆1,800億円を投資する米Motorola
ネットワーク構築にも好調なNokia
2005年までに約6,000億円を投資するEricsson
2002年8月から端末生産を開始した英Sony Ericsson
CDMA2000 1x方式機器を供給したLucent
2005年には年間300万台の納入を目指すNEC
中国への展開を強化するパナソニック
中国市場にも普及を図るNTTドコモやKDDI
端末や基幹部品供給を拡大するシャープ
積極的な展開をみせる三洋テレコミュニケーションズ
携帯電話端末増産などに10億ドルを投資する東芝
CCDモジュールの組み立てを強化するソニー
海外にもソフトを提供しはじめたACCESS
高周波デバイスを増産する村田製作所
アンテナなどの生産や販売を強化するヨコオ
中国での販売体制を強化するホシデン
8.関連リンク
表:関連リンク(五十音順)
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