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「ケータイJavaの利用動向」
〜ゲームや待受アプリから、ビジネスアプリへ〜

 



ケータイのカスタマイズ化!!

赤外線との組み合わせ!!

エンタメからビジネス系へ!!

2004年度には半数がJava!!

販売開始日:2002年8月26日
ページ数:A4版25頁
ファイル容量:560kB
価格:20,000円(税抜)

【要約】

ケータイにJavaが搭載!!
2001年1月からNTTドコモの「iアプリ」がサービス開始され、現在では1年半の月日が経過している。「Java」が搭載されたiアプリは、携帯電話端末にアプリケーションプログラムをダウンロードすることができる。すでに「iモード」が広まっていた国内の携帯電話市場では、iアプリもコンシューマに受け入れられ、2002年8月18日現在では1,488万のユーザ数となっている。一方、J-フォンやKDDIもNTTドコモの後を追うかのように携帯電話端末にJavaを搭載させた。しかし、ダウンロードされるコンテンツは往年のアーケードゲームなどで、このためJava端末はゲーム端末とも評されていた。

第2世代のケータイJavaへ突入!!
最近ではゲームが全盛であったJava端末に、ビジネスでも利用を図ろうとする動きが出てきた。iモードなどのモバイルインターネット端末に比べ、高性能なJava端末はビジネスにおいても、業務用の専用アプリケーションなどをダウンロードさせることで、有能なモバイル端末に変化する。2002年に入り、Java端末のアプリサイズや保存領域などの仕様が強化され、ますますビジネス利用へ追い風が吹いている。


【キーワード】

☆携帯電話端末のカスタマイズ化!!
ストラップなどのアクセサリによるカスタマイズにはじまり、壁紙などの画面、着信メロディなどの着信音、そして、「Java」による機能面でのカスタマイズへと行き着いた。将来的に携帯電話端末が目指すであろう“携帯電話のPC化”には、Javaは必須の技術となるに違いない。

★赤外線との組み合わせで各種サービスが利用可能!!
「Java」アプリケーションと赤外線通信を利用することで、Java端末がキャッシュカード代わりになったり、レンタルビデオ店の会員証になったり、小銭を持っていなくても自動販売機で商品購入できるようになっている。

☆エンタメ系アプリからビジネスアプリへ!!
ゲームアプリが全盛の「Java」端末から、今後はビジネスアプリが活性化していく。従来はできなかったアプリケーションプログラムのダウンロード機能により、業務にマッチしたプログラムを利用することで、業務効率化を図ることができる。

★2004年度には携帯電話ユーザの半数がJavaユーザに!!
2001年度における各携帯電話事業者の「Java」ユーザは1,565万で、携帯電話ユーザ全体の22.7%を占めている。今後はJavaユーザの拡大が見込まれ、2004年度には現在の2倍強の比率となる50%の携帯電話ユーザがJavaを利用することになる。


【市場規模】

表:携帯電話とJavaユーザの推移(単位:万台)

年度

2001 2002 2003 2004 2005 2006
携帯電話 6,900 本レポートにて掲載 8,900
Java搭載 1,565 5,100
比率 22.7% 57.3%

※著者推定/2002年度以降は予測。

2001年度における各携帯電話事業者の「Java」ユーザは1,565万で、携帯電話ユーザ全体の22.7%を占めている。今後は携帯電話ユーザ数自体の伸びは鈍りつつあるも、Javaユーザはその伸びを上回る規模で推移するものと推測される。また、各携帯電話事業者のJavaユーザ推移は本レポートをご参照ください。


【ケータイJavaの行方】
サービス開始当初のJava端末は、主にゲームや待受画像などのソフトウェアが主流であった。しかし、最近ではこの傾向に変化がみられつつある。ビジネスでも携帯電話端末単体で社内ネットワークを共有化しようという流れだ。すでに携帯電話端末単体でもメールを転送したり、社外から日報を入力したり、グループウェア的な利用がなされていた。しかし、Java端末であれば、さらに複雑な利用をすることができるようになる。在庫や受発注管理など、より業務に密接した利用が可能だ。現在、主流のゲームや待受アプリから、いよいよモバイルソリューションへの展開が進む。

また、「504i」シリーズに赤外線を標準搭載させたNTTドコモの動向も見逃せない状況だ。NTTドコモがどのような動きをみせるか注目が集まる。


【目次/図表】

要約
キーワード

1.市場概要
 ケータイにJavaが搭載
  表:開始当初の各携帯電話事業者のJava仕様と主な機能一覧
 第2世代のケータイJavaへ突入
  表:現在の各携帯電話事業者のJava仕様と主な機能一覧
 ケータイJavaのメリット/デメリット

2.市場規模と市場予測市場規模推移(2001年度〜2006年度)
  図:携帯電話とJavaユーザの推移
  表:携帯電話とJavaユーザの推移
  図:NTTドコモの携帯電話とJavaユーザの推移
  表:NTTドコモの携帯電話とJavaユーザの推移
  図:J-フォンの携帯電話とJavaユーザの推移
  表:J-フォンの携帯電話とJavaユーザの推移
  図:KDDIの携帯電話とJavaユーザの推移
  表:KDDIの携帯電話とJavaユーザの推移
 市場の普及&阻害要因
  表:各携帯電話事業者のJava端末一覧

3.携帯電話事業者の動向
 NTTドコモ
 KDDI
 J-フォン

4.コンシューマ利用の動向
 ゲームや待受アプリが大ヒット

5.ビジネス利用の動向
 さまざまなビジネスアプリが登場
  表:Java端末を利用した主なアプリケーションサービス一覧
 朝日放送「iアプリによる選挙開票情報システム」
 オージス総研「スケジュール/現場管理システム(Javaアプリ)」
 コムスクエア「DOOGA(iアプリ)」
  図:DOOGAの利用イメージ
 サンモアテック「ワイン検索システム(iアプリ/Javaアプリ)」
 サンモアテック「CVS店頭調査システム(iアプリ)」
  図:CVS店頭調査システムの利用イメージ
 住友重機械工業「iアプリによる『sMobile』」
 ディーエルジェイディレクト・エスエフジー証券「iアプリによる証券取引」
 フジサンケイリビングサービス「iアプリ版iディノス」
  図:iディノスの利用イメージ

6.ケータイJavaの行方
 エンタメ系アプリからビジネスアプリへ
 504iに赤外線を標準搭載させたNTTドコモの本気度


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