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「ケータイにおける赤外線通信の利用動向」
〜立ち上がりをみせるIrMC、ケータイでこんなコトが!?〜

 

販売開始日:2002年8月8日



ケータイ が会員証などに!!

504iシリーズで標準搭載!!

Bluetoothとは共存の道へ!!

2001年度は500万台!!


ページ数:A4版24頁
ファイル容量:608kB
価格:30,000円(税抜)

【要約】

赤外線通信の従来利用動向
現在、国内における赤外線通信機能を搭載した携帯電話端末は16機種が市場投入されている。これらはすべてNTTドコモの端末だ。もともと、1999年7月に市場投入されたNTTドコモの「NM207」...ノキア・ジャパンのNM207が国内初の赤外線通信機能搭載の携帯電話となっている。その後、1999年11月には三菱電機からNTTドコモ向け「D208」も市場投入され、2社の端末が携帯電話における赤外線通信を確立していった。ただ、当時の赤外線通信の利用は主にアドレス帳などのデータ交換のみに利用されていただけであった。

しかし、NTTドコモの「503i」シリーズ以降、この傾向に変化がみられるようになる。「iモード」と赤外線通信を組み合わせることで、レンタルビデオ店の会員証の役目を果たしたり、自動販売機でキャッシュレスで商品が購入できるようになったのだ。

そして、NTTドコモの「504i」シリーズでは、赤外線通信が標準搭載になり、「iアプリ」と連係させることで、さまざまなアプリケーションが利用できるようになっている。ようやく携帯電話における赤外線通信機能に注目が集まるようになってきた。


【キーワード】

☆従来のデータ交換から、ケータイが会員証やキャッシュカードなどに進化!!
従来の赤外線通信単体での利用から、「iモード」や「iアプリ」などのプラットフォームとの連係により、より高度化したサービスが提供されるようになった。

★NTTドコモの504iiシリーズで標準搭載、他社も後追い?
NTTドコモが「504i」シリーズへ標準搭載したことにより、NTTドコモは2002年中に1,000万台規模の赤外線通信機能搭載端末を見込んでいる。2003年にはKDDIも後発参入する見込みで、2006年には携帯電話全体のほぼ半数を占めるものと予測される。

☆特長の違いからBluetoothとは共存の道へ!!
現在はモジュールコストの面などから、「Bluetooth」の先を走る赤外線通信だが、いずれBluetoothモジュールのコストも下がることが見込まれる。そのため、今後、赤外線通信はセキュリティが気になる家庭外での利用向けに、一方、Bluetoothはセキュリティの気にならない家庭内での利用向けへと棲み分けされていくものの予想される。


【市場規模】

表:赤外線通信機能搭載の携帯電話数の推移(単位:万台)

年度

2001 2002 2003 2004 2005 2006
携帯電話 6,900 本レポートにて掲載 8,900
赤外線搭載 500 4,300

比率

7.2% 48.3%

※著者推定/2002年度以降は予測

KDDIが2002年秋から実施する計画のクレジット決済実証実験も2003年度中に商用化が見込まれ、ますます携帯電話端末に赤外線通信機能が搭載されていく流れにある。また、赤外線搭載メーカシェア(2002年6月末の504i機種別シェア)や市場の普及&阻害要因(赤外線とBluetoothモジュールの価格推移)は本レポートをご参照ください。


【赤外線通信の行方】
赤外線規格の市場を捉える上で、大きなインパクトを持っているのが「Bluetooth」だ。現状はBluetoothのモジュールや搭載コストなどから、NTTドコモも赤外線通信を採用したものと思われるが、Bluetoothのモジュールや搭載コストも赤外線通信並みに下がるものとみられている。

その時に赤外線通信市場はどうなるのだろうか。考えられるシナリオは主に3つある。条件はBluetoothモジュール価格の値下げが行われ、赤外線通信よりもやや高額程度に落ち着いたと想定する。3つのシナリオは、(1)Bluetoothが赤外線通信を凌駕する、(2)Bluetoothと赤外線通信の棲み分けが行われる、(3)赤外線通信がBluetoothを駆逐するなどだ。なお、本レポートの予測では、(2)Bluetoothと赤外線通信の棲み分けが現実的な線だと考えている。


【目次/図表】

要約
キーワード

携帯電話に赤外線通信機能を搭載する場合の注意
  図:従来の利用方法から赤外線通信利用へ

1.市場概要
 赤外線通信の従来利用動向
  表:NTTドコモの主な赤外線通信機能搭載の携帯電話端末
  表:赤外線通信規格の説明
  表:主な無線通信規格の特長
 赤外線通信利用のメリット/デメリット

2.市場規模
 市場規模推移
  図:赤外線通信機能搭載の携帯電話数の推移
  表:赤外線通信機能搭載の携帯電話数の推移
 赤外線搭載メーカシェア
  表/図:2002年6月末の504i機種別シェア
 市場の普及&阻害要因
  図:赤外線とBluetoothモジュールの価格推移

3.携帯電話事業者の動向
 NTTドコモ
 KDDI
 J-フォン

4.サービス提供企業の動向
 日本コカ・コーラ:自動販売機「Cmode」
  図:Cmodeにおける商品購入の流れ
 ローソン/アイ・コンビニエンス:マルチメディア・キオスク「iLoppiサービス」
  図:iLoppiサービスにおけるサービスの流れ
 第一興商:通信カラオケ「DAM」
  図:DAMにおける操作の流れ
 アイワイバンク銀行:「モバイルキャッシュカード(仮称)」
  図:モバイルキャッシュカード利用の流れ
 ゲオ/インデックス:ビデオレンタル会員管理システム
  図:ビデオレンタルの流れ
 松下電器産業/ジェイティービー:電子チケット認証
 KDDI/ジェーシービー/トヨタファイナンス/三井住友カード/ユーシーカード:オンラインショップと実店舗におけるクレジット決済
  図:クレジット決済実証実験の流れ
 バンダイ:コミュニケーションペット「Mobile-Cute」
  図:Mobile-Cute
 トゥウェルヴ・シー・ソリューションズ/追坂電子機器/マクロデータ:携帯電話によるHAシステム

5.サービス提供企業(海外)
 米NCR:ATM「Freedom」
 HarexInfoTech/LG Telecom/国民カード:「ZOOP」

6.赤外線通信の行方
 3つのシナリオ
  図:各種サービスの位置付け
 今後、搭載が見込まれる機能


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