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「FOMAの最新動向−NTTドコモ−」
〜FOMA普及に向け、再始動開始〜
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TV電話機能!!
マイナス・イメージ!!
2002年度も苦戦が続くFOMA!!
2001年度は10万に満たず!! |
販売開始日:2002年10月18日 |
ページ数:A4版25頁 |
ファイル容量:448kB |
価格:15,000円(税抜) |
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【要約】
商用化から一転、試験サービスから開始!!
NTTドコモによって、世界初の試みとなる第3世代(3G)携帯電話サービス「FOMA(Freedom Of Mobile multimedia Access)」の試験サービスが2001年5月30日から開始された。試験サービスを終えたNTTドコモが、次に目指したのがFOMAの商用化だった。10月1日から東京23区と都心から30km以内の神奈川県や埼玉県、千葉県の一部を含むエリアでFOMAが開始され、12月には東名阪へとエリアが拡大されている。2002年4月には全国エリアでのサービスとして利用が可能になったFOMAだが、エリア面における不備や端末仕様の貧弱さなどから毎月の加入動向も低迷することになる。キラー・アプリケーションといわれたTV電話も通信料の高額さや対応端末の少なさなどから、爆発的な普及はみられなかった。
発展途上なFOMAはユーザに受け入れられず!!
こうした烙印を払拭させるべく、NTTドコモは積極的に付加サービスの開始やエリア拡大などに努め、端末メーカも端末のラインナップや端末仕様の改善に注力することになった。その結果、サービス・エリアも徐々に拡大され、機種数や端末仕様にも成果があらわれつつある。そして、いよいよ9月末以降には、これまでのFOMA端末に比べ、仕様が強化された第2世代FOMA端末が市場投入されることになる。将来のNTTドコモの携帯電話事業を背負うことになるFOMAの第2幕が開かれる...。
【キーワード】
☆TV電話機能!!
国内の携帯電話事業者では唯一、TV電話を利用できるのが「FOMA」だ。現状ではTV電話が普及の後押しにはなっていないものの、将来的なキラー・アプリケーションにはTV電話は欠かせない機能だろう。また、NTTドコモではTV電話を普及させるため、すでにPHS端末にもTV電話機能を搭載させている。
★マイナス・イメージ!!
すでに「FOMA」はユーザに"FOMAは使えない"という負のイメージを与えてしまった。このマイナス・イメージの払拭に力が削がれる可能性がある。NTTドコモにとってはFOMAのイメージ回復戦略が必要になるだろう。ただ、PHS事業に比べ、FOMAは主力の携帯電話事業であり、大規模なプロモーション展開ができる点は救いとなりそうだ。
☆2002年度も苦戦が続くFOMA!!
NTTドコモの2002年度における加入計画の下方修正により、2002年度は138万台から1/3にも満たない40万台程度へと縮小された。この下方修正により、今後の加入計画にも大きな影響があらわれそうだ。
【市場規模】
表:FOMAの累積ユーザ数推移と予測(単位:千台)
年度 |
2001 |
2002 |
2003 |
2004 |
2005 |
2006 |
全体ユーザ |
40,800 |
本レポートにて掲載 |
52,000 |
FOMAユーザ |
89 |
15,000 |
比率 |
0.2% |
28.9% |
※2002年度はNTTドコモによる予想、2003年度以降は著者推定。
2001年度は89,400台と目標の60%にも満たなかった「FOMA」だが、2002年度も大幅な加入は見込めそうにない。NTTドコモが2002年度における加入計画の下方修正を行ったためだ。下方修正は2002年度加入目標の138万台を1/3にも満たない40万台程度へと縮小させた。
【FOMAの行方】
キラー・アプリには“映像メール”
「写メール」や「iショット」の好調さをみると、すでにユーザは画像メールのやり取りに抵抗がなくなっているのがわかる。従来の音声通話のみの利用がショートメッセージやメールなどの文字通信へと変化し、「写メール」や「iショット」に代表される画像と文字、「ムービー写メール」や「ムービーメール」の映像と文字の送受信へと、コミュニケーション・ニーズに変化があらわれてきている。現状のニーズは映像メールにまで達しており、その映像メールを超えたところにTV電話のニーズがあるものと考えられる。
【目次/図表】
要約
キーワード
1.市場概要
商用化から一転、試験サービスから開始
発展途上なFOMAはユーザに受け入れられず
2.市場規模推移と予測(2001年〜2006年)
FOMAの累積/純増ユーザ数推移
図:FOMAの累積/純増ユーザ数推移
表:FOMAの累積/純増ユーザ数推移(2001.10〜2002.3)
表:FOMAの累積/純増ユーザ数推移(2002.4〜2002.8)
FOMAの累積ユーザ数推移と予測(2001年〜2006年)
図:FOMAの累積ユーザ数推移と予測
表:FOMAの累積ユーザ数推移と予測
FOMAの普及拡大要因
表:FOMAとCDMA2000 1xとの比較
表:通話品質の比較
FOMAの普及阻害要因
表:FOMAサービス・エリアの人口カバー率(全国)
表:FOMAの新規契約における実勢価格
3.NTTドコモの戦略
3G移行に焦り過ぎた2001年
表:NTTドコモのFOMAにおける動向(〜2001.12)
不調から脱しきれなかった2002年前半
表:NTTドコモのFOMAにおける動向(2002.1〜2002.6)
再始動を図る2002年後半
表:NTTドコモのFOMAにおける動向(2002.7〜)
表:FOMAの取り組みと今後の展開
FOMAの法人利用動向
表:FOMAの法人利用例
FOMAとMzoneとの関係
4.KDDIの戦略
cdmaOne移行時の経験がプラスに
図:CDMA2000 1xの累積/純増ユーザ数推移
表:CDMA2000 1xの累積/純増ユーザ数推移
表:各事業者の提供する3Gサービスの概要
最大2.4Mbpsの1xEV-DOも開始
表:CDMA2000 1xEV-DOの端末投入計画
ITS市場にも積極攻勢
5.J-フォンの戦略
3Gサービスの試験中につき
表:J-フォンの3Gサービス展開計画
PDC並みと世界標準がキーワード
3Gにおけるキラー・アプリケーション
6.FOMAの行方
キラー・アプリには“映像メール”
表図:コミュニケーション・ニーズの移り変わり
第2のPHSへの恐れ!?
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